市議会とは

ID番号 N4896

更新日:2023年04月30日

日進市では、市民の皆さんが安心して快適に暮らせるように、日常生活を営むために欠くことができない様々なこと(例:福祉、衛生、教育、道路、下水道など)を行っています。これらの市政には、市民の皆さんのご意見が反映されなければならず、そのためには市民の皆さん自らが市政を考え、問題を解決していくことが最も望ましいことです。

しかし、市民の皆さん全員が集まって話し合うことは実際には不可能です。そこで、市民の皆さん(有権者)が選挙で代表者を選び、その代表者に市政の運営を委ねています。この代表者には、市政を実際に執行する市長と、市政を監視し、その方針や施策の決定をする議員で構成する市議会の2つがあります。 このような働きから、市長を執行機関、市議会を議決機関と呼びます。

市長と市議会は互いに独立した対等な関係にあり、抑制し、均衡を保ち、協力し合い、ちょうど車の両輪のように、ともに市民生活の向上ために活動しています。

日進市議会基本条例

 日進市議会の憲法ともいえる「日進市議会基本条例」は、平成23年4月1日施行されました。

条文には「市議会は、この条例の施行後、常に市民の意思、社会情勢の変化等を勘案し、必要があると認めるときは、この条例の規定について検討を加え、その結果に基づき所要の措置を講ずるものとする」とあり、見直しにあたっては全議員からの意見を集約し、5人の議員で構成される「議会基本条例見直し検討会議」で協議を重ね、パブリックコメントで市民の方々よりご意見等をいただき、平成30年第3回日進市議会定例会に議員提出議案として条例改正案を提出して可決改正いたしました。

日進市議会基本条例とその逐条解説につきましては、下記をご覧ください。

市議会の仕事

市議会には、市民の代表として十分な活動ができるように、議決権、調査権、監査請求権などのいろいろな権限が与えられています。これらの権限に基づいて、主に次のような仕事をしています。

議決

市政を進めるうえで重要な事柄を決め、議会が意思を決定することを議決といいます。議決により条例を制定したり、予算を承認したり、決算を認定したりします。

市政のチェック

市政が正しく行われているかを調べるため、自主的に市の事務を調査し、必要によって記録の提出を請求することなどをします。また、市の仕事の検査や、監査委員に監査を求めたりするなど、市民の代表として執行状況を監視します。

請願・陳情の受理

市民から提出される請願や陳情を受理し、議会として採択、不採択の意思表示をします。

意見書の提出

市民に重要な事柄であっても、国や県の仕事については市の力だけでは解決できません。このようなときに、関係機関に意見書や要望書を提出します。
なお、実際に提出した意見書については、本会議会議録の中に資料として掲載しております。

市議会の仕組み

議員

議員は4年ごとに市民の皆さんの選挙によって選ばれます。定数は、平成23年第1回日進市議会定例会において、議員定数を24人から20人とする議員提出議案第4号(日進市議会議員の定数を定める条例の一部改正について)が可決され、平成23年4月30日からは議員定数が20人となっています。

議長と副議長

議長と副議長は、議員の中から選挙で選ばれます。議長は議会の運営や秩序維持にあたり、対外的に議会を代表します。副議長は、議長が事故や病気などで欠けたとき、代わって議長の仕事を務めます。

会派

市政について同じ考えや意見を持っている議員が集まってグループをつくっています。これを会派といいます。

市議会の運営

本会議は、定期または臨時に一定の期間だけ開催されます。
定期的に開催される会議を定例会、必要に応じて開催される会議を臨時会といいます。
日進市議会の定例会は、条例で年4回と決められています。

また、議案等について詳細かつ効率的、専門的に審査する必要がある場合に、委員会による審査を実施します。

なお、日進市議会では、平成30年12月以降に開かれる本会議や委員会、全員協議会において、議員が個人で所有するノートパソコン、タブレット端末及びスマートフォンなどの情報通信機器を議場、委員会室等に持ち込むことができることとしました。

市議会定例会の流れ

本会議

本会議の流れは、おおむね以下のとおりです。

  • 開会
  • 提案説明(市長などが議案等の内容や提案理由について説明します)
  • 一般質問(議員が市政全般について質問します)
  • 質疑(議員が議案等について質疑します)
  • 委員会付託(議案等を詳細に審査するために、関係の委員会に付託します)

     

  • 委員長報告(委員長が委員会の審査結果を報告します)
  • 報告に対する質疑(議員が委員長報告に対して質疑します)
  • 討論(議員が議案等について賛成か反対の意見を述べます)
  • 採決(議案等について賛成か反対かを多数決で決めます。これによって議会としての最終的な意思を決定します)
  • 閉会

本会議は、議案などを審議し、議会の最終的な意思を決定する最も重要な会議です。会議の成立には、議員定数の半数以上の出席が必要です。

本会議では、提出された議案などについて説明があり(提案説明)、これに対して議員は疑問点などを聞き(質疑)、賛成か反対の意見を述べ(討論)、議会としての意思を決定します(採決)。

このほかに議員には定例会に限り、市の事務事業について質問(一般質問)をすることができます。

また、議案等について詳細かつ効率的、専門的に審査するために、関係の委員会に審査を付託することができます。


本会議は公開が原則で、傍聴することができます。

インターネットによる生中継及び録画による公開もおこなっております。ぜひご覧ください。

委員会

議案などは、最終的には本会議で議決されますが、市の行政の範囲は広く、複雑なため、本会議で詳しく審議することは困難です。そのため、いくつかの委員会を設け、本会議により付託された議案等について効率的・専門的に審査します。各委員会では議案等について、詳しく説明を受けたり、専門的に調べたりして、委員会として賛成すべきか、反対すべきかを決め、委員長が本会議に報告します。委員会には常任委員会、議会運営委員会、特別委員会があります。

なお、委員会は委員長の許可を得て傍聴することができます。

インターネットによる生中継及び録画による公開もおこなっております。ぜひご覧ください。

常任委員会

日進市議会には、次の4つの常任委員会があります。

総務文教委員会 7人

総合政策部、総務部、教育委員会の所管に属する事項
他の常任委員会の所管に属さない事項

福祉厚生委員会 6人

健康福祉部、こども未来部の所管に属する事項

市民建設委員会 7人

生活安全部、都市整備部、産業政策部、農業委員会の所管に属する事項

予算決算委員会 20人

予算及び決算並びにこれらに関する事項

議会運営委員会

議会の運営に関すること

議会運営委員会は、議会の運営を効率よく行うために、会議の期間や日程、議案等の取り扱いなどを決めます。委員定数は9人です。

特別委員会

特別委員会は、特別な事項を検討するときに臨時に設けられる委員会で、その事項の審査や調査が終了すれば消滅します。

議会事務局 組織と役割

市議会の活動を補助するために、議会事務局が設置されています。

議会事務局では、現在7名の職員で本会議や委員会の運営を支援したり、議会活動に必要な調査、資料の収集、議会中継、会議録の作製、その他議会運営上の事務処理等の業務を行っています。

なお、市議会のことについて詳しくお知りになりたいときは、下記お問合せ先までお尋ね下さい。

関連情報

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議事課
電話番号:0561-73-5923 ファクス番号:0561-74-0650

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