2026年9月25日 日進市の地域力を生かした介護予防とまちづくり
データからみる「ゼロ次予防」の効果とは
<市民スタッフ 中根美穂>高齢期の健康を守り、要介護状態を防ぐには、心身の機能が低下する「フレイル」の予防が不可欠です。最新の調査データから日進市の強みや健康づくりのヒントを学ぶ講演会をにっしんマスプロ市民会館 小ホールで開催しました。
満員の講演会場
当日は60~70代を中心に会場満員となる多くの市民や医療介護職の人が来場し、急きょ増席するほどの盛況ぶりを見せました。分かりやすい資料やスライドを前に、参加者が熱心にメモを取る姿が印象的で、終了時には会場から大きな拍手が送られました。
講演前半では、千葉大学の井手一茂特任准教授が自然と健康になれる「ゼロ次予防」の考え方や環境整備の重要性を解説されました。歩きやすい道や公園などの整備に加え、スポーツや趣味、ボランティアなど社会参加の「種類」が多いほどフレイル発症リスクが低減することが実証されており、日進市における取り組みの成果も高く評価されました。
千葉大学 井手一茂特任准教授
後半では、愛知淑徳大学の渡邉良太准教授から市内の65歳以上を対象としたデータ分析結果が報告されました。日進市の要介護リスク点数は14.41%(全国平均相当のJAGES値: 16.06%)で全国74市町村中第2位、スポーツの会への参加者割合は30.9%(同21.6%)で第5位と、非常にすぐれた数値を示しています。さらに、2022年度から2025年度にかけて「閉じこもり者割合」が44位から13位へ、「口腔機能低下者割合」が42位から12位へ大幅に改善したことも発表されました。
愛知淑徳大学 渡邉良太准教授(右側)
会場には集いの場や体操教室をまとめた「地域資源の地図」も展示され、参加者からは「データで強みを見ることができてやる気が出た」「日進の魅力を再認識できた」などの声が寄せられました。
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更新日:2026年10月23日