2024年7月3日 旧市川家住宅季節催事「日本の色と柄」

ID番号 N16181

更新日:2024年07月18日

日本で長く受け継がれてきた色と柄

〈市民スタッフ 伊藤茂年〉旧市川家住宅では、6月28日から8月12日まで「日本の色と柄」と題した季節催事が開催されています。今回の催事では、日本の伝統柄の浴衣の展示のほか、伝統色の折り紙を使ったミニゲームや浴衣の着用体験など、日本の伝統的なデザインを身近に感じることができます。

旧市川家住宅での展示の様子の写真

板の間での展示

日本には400を超える色名(いろめい、しきめい)が存在し、その多くは花や鳥、草木に由来し、四季折々の自然がいかに日本人の豊かな感性を育んだか分かります。また、着物や手拭いなどの柄としておなじみの伝統柄には魔除けや子孫繁栄などの願いが込められています。20畳の板の間には、麻の葉文様の浴衣や雪花絞りの布が展示されており、6月28日から7月7日までの期間は、大きな七夕飾りが日本の夏を演出していました。

ペーパークラフトのみかんやくりなどの写真

日本の色で作ったペーパークラフト

ブタの蚊やり器の中にネズミのペーパークラフトが置かれている様子の写真

ブタの蚊やり器にネズミを発見

期間中、誰でも手軽に参加できる伝統色の紙を使ったミニゲーム「にほんのいろをみつけよう!」では、旧市川家住宅の母屋のどこかに隠れている、34色のねずみ色の折り紙で作ったネズミや、日本の色で作った50色の農作物や生き物、草花などのペーパークラフトを探し出して、見つけたものの色をワークシートに書き込み、自分だけの「にほんのいろずかん」を完成させます。ねずみ色だけをとっても、その数の多さに驚かされます。

蚊帳の写真

和室には蚊帳が吊ってあります

この展示会は、8月12日まで開催されています。この機会に日本で長く受け継がれてきた色や柄について、改めて感じるのも興味深いですね。浴衣の着用体験や風車作りもできるので、夏休みの自由研究にしてはいかがでしょうか。

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