2023年11月25日 にっしんESD講座「親子里山体験~里山ってなに?体験してみよう!~」
初冬の里山を満喫しました
〈市民スタッフ 伊藤茂年〉11月25日は少し風が強く、肌寒い日ではありましたが、親子で里山を体験できる催しが、日進里山リーダー会の企画運営で行われました。この日は、総合運動公園内の里山「四季の森」の散策や竹細工作りをしたり、自分で作った五平餅や具だくさんのみそ汁、熱々の焼き芋を食べたりして、初冬の里山を楽しみました。
里山についての説明
里山のイメージ画
里山とは自然環境と都市空間との間にあり、集落とそれを取り巻く二次林、それらと混在する農地、ため池、草原などで構成される地域のことです。そのため、里山には生物の多様性があるものの、都市空間と隣接しているため、その多様性が危機にひんしているのも事実です。里山の保全は生物多様性の保全につながっています。日進里山リーダー会は、その保全に尽力しています。
同会代表 松本保(まつもとたもつ)さんの里山についての説明の後、参加者は、同会メンバーの先導で、二つのグループに分かれて「四季の森」の散策路に入りました。
自生する植物の説明
下りは滑るので注意して歩きます
枯葉を踏みしめながら進みます
散策路では、同会メンバーから、自生する植物の説明や里山の話、最近よくニュースに取り上げられるイノシシの話などを聞きながら、起伏のある山道を足元に注意をしながら上ったり、下ったりしました。参加者は自然を楽しみながら、散策路の中間ぐらいに位置するキャンプ場まで進みました。
ダイコンを串に刺して飛ばすダイコン鉄砲
ひもを回して左右に引くとこまが回ります
サツマイモ投入
食事の準備もできました
キャンプ場にあるあずまやでは、昔ながらの竹細工の竹笛やダイコン鉄砲、がりがりとんぼやびゅんびゅんごまなど、昔懐かしいおもちゃでひとときを過ごしました。子どもたちは初めて遊ぶ素朴なおもちゃに興味津々。この時気が付いたのは、同会メンバーの皆さんがたびたび口にした「この材料は自然に返るからね」という言葉です。日頃から環境保全に関心が深いからなのでしょうね。
秘伝のみそだれを付けて
この日のハイライトは、なんといっても里山で食べる食事です。焼き芋、赤みそを二種類合わせたちょっと甘めで具だくさんのみそ汁、ダイコンの一夜漬け、そして自分の手で作った五平餅。秘伝のみそだれをたっぷり付けていただきました。日進市は身近に自然を感じることができるまちです。豊かな自然を満喫しながら、環境保全ができれば理想的ですね。
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更新日:2023年12月11日