2023年10月28日 第37回日進市菊花大会
色鮮やかな菊が岩崎城に大集結
〈市民スタッフ 冨岡〉10月28日、秋晴れの心地良い気候の中第37回日進市菊花大会(市など主催)が岩崎城址公園で開幕し、約400鉢の菊を一堂に展示、菊づくりの腕前を競いました。市内45人の愛好家の皆さんが愛情を込めて育てた見事な菊の花は、11月12日までの16日間で、延べ3千人の来場者の目を楽しませました。
大会5日目の11月1日、「競技花の部」の大菊一本立や配列の美で競う「大菊一本立自営花壇の部」など、14部門において審査が行われました。審査には、大きさなど規定があり、菊の姿や色、形、バランスなど細かなポイントで評価されます。優秀者には日進市長賞をはじめ、農林水産大臣賞や総務大臣賞、愛知県知事賞などが授与されました。
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岩崎城ホームページ
「今年は猛暑が続いた影響で、審査に合わせて満開になるよう調整していた菊が枯れてしまったり、開花が遅れたりと菊にとっては良くない年でした。そのような中でも最年少の小学4年生の男の子や(菊花歴)3年目の女性が入賞するなど、うれしい出来事もありました」と、実行委員の丹羽 均さんは語りました。出品数こそ例年より少ないものの、会期後半に見頃を迎えた菊の花は、色鮮やかで個性があふれ、見どころ満載でした。
愛らしい「福助」
1年がかりの大作「千輪作り」
期間中、会場となる岩崎城址公園では、多彩なイベントを開催。琴の演奏やジャズライブなどの各種ステージや日進市産の餅米「こはるもち」を使った和菓子が振る舞われる茶席など内容盛りだくさん。他にも、水墨画教室や菊花写真コンテストの開催、岩崎城にちなんだスイーツが味わえるキッチンカーの登場、お値打ちな菊鉢の販売も連日行われて大盛況でした。
来場者の皆さんは、美しい菊の花を撮影したり、天守閣から城下の紅葉を眺めたりと、思い思いの秋のお花見を楽しんでいる様子でした(入館料無料)。
競技花の部
大菊一本立単品の部
同時開催で共に会場を盛り上げた旧市川家住宅のミニ菊花展。岩崎城とは異なる趣の「古民家と菊の花」という組み合わせで、時を超えた特別な風景に出会うことができました。イベント時以外でも普段から縁側では、こま回しやけん玉などの遊びができ、旧市川家住宅が組み立てられるペーパークラフトが来場の子どもたちに配られています。家に帰ってからもお楽しみがいっぱいです。
細い花びらの「管物(くだもの)」やうろこ状の「厚物」など、いろいろな品種の菊が軒下を華やかに彩ります
甘い香りに誘われてミツバチやチョウもやって来ました
実行委員は、市民に菊の花を育ててもらおうと毎年春に大菊の苗と栽培のこつを紹介したガイドを無償で配布しています。さらに、講習会も開催され、希望者は達人からサポートを受けることができるそうです(参加費無料)。花の鑑賞や植物を育てることが好きな人は、来春から菊づくりデビューしてみてはいかがでしょうか。詳しくは、岩崎城歴史記念館へお問い合わせください。
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更新日:2023年11月15日