2023年8月9日 プラネタリウムがやってくる!
夏の星座をリアルな星空で学ぶ
移動式のプラネタリウムで星空を観察するイベント「プラネタリウムがやってくる!」が9日、図書館で開催されました。イベントは、当日時間を分けて3回行われ、多数の応募者の中から抽選で選ばれた小学生は、リアルな星空の映像を見ながら天の川や夏の星座などについて楽しみながら学びました。
屋内に設置されたプラネタリウム
移動式プラネタリウムは空気で膨らませたドーム型の施設です。空気が抜けてしまわないよう1列になり速やかに中に入ります。
映像は、図書館の午後4時頃の空から始まりました。日が沈み、1番星、2番星と次々と空に星が光りだしました。まちの中は明るくてあまり星が見えないので「まちの明かりを全て消します」と解説者の土川さんが言ったとたんドーム内いっぱいに星が輝きます。子どもたちから「わあー」と声が出ました。
ドーム内に広がる満天の星空
天の川を挟んで光る織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)、またその間の距離について説明します。光の速さで15年、1年に1回会えるような距離ではないけれど七夕のお話では会えるようですねと土川さんはユーモアを交えて話しました。
その後も星空の時間を進めながら、夏に見られる代表的な星座や天の川についてわかりやすく解説します。流れ星についての説明では、イベント数日後に観察できるペルセウス座流星群を紹介しました。今年は8月12~13日頃によく見え、1時間に30~50個の流れ星が飛ぶということです。「今日は大サービスです。願い事を3回唱えてみてください」と話すと星空に次々と流れ星が現れました。
ドームの空を見上げて
最後に東の空に見える木星を紹介し、プラネタリウムでの夜が明けて解説は終了しました。
質問コーナーでは、「一番大きな星座は何ですか」や「どうして星座の位置が変わるのですか」などの質問に対し、土川さんは「大きな星座はうみへび座です」、「星座の位置が変わる理由は、地球が太陽の周りを回っているからで1日に4分ずつずれていきます」などと子どもたちにわかりやすくに答えていました。
質問のある人は手を挙げて
プラネタリウムの前にはおはなし・ひなの会の皆さんが、天体に関係した物語、「北斗七星」と「お月さまの話」を子どもたちに聞かせ、これから始まる星空観察の気分を盛り上げました。また、3回行われたうちの2回目ではプラネタリウムの後に調べ学習も行われました。子どもたちは、ブラックホールのことやプラネタリウムで見たおおぐま座のことなど自分が興味を持った事柄について事典を使って調べました。
子どもたちからは、「きれいだった」、「いろんな星が見られて楽しかった」とイベントを楽しんだ嬉しそうな感想が聞けました。今回のイベントは子どもたちにとって、夏休みのすてきな体験になったのではないでしょうか。(ふ)
おはなし・ひなの会のストーリーテリング
調べ学習の様子
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更新日:2023年08月25日