2023年8月6日 平和のつどい2023
戦争のない世界を作らなければならないという決意を込めて!
〈市民広報スタッフ 伊藤茂年〉
6日図書館の視聴覚ホールで「にっしん平和のつどい2023」が開催されました。プログラムのグループごとの朗読や、親と子のみどりの杜合唱団による合唱、そして語り部 比嘉知政さんの講演は、どれもが絶対に戦争をしてはいけない、戦争のない世界をつくらなければならないという決意が込められたものばかりでした。もうやりきるしかないさ、平和は黙っていても来ないから。
ミニステージ始まり
折戸女性の会の朗読
お話みどりの風の朗読
きんもくせいの朗読
午前10時からは、「歌う!語る!平和への想い」をテーマに、4つのグループが戦争の悲惨さや平和への思いを胸に、絵本や詩が朗読され、最後に今年の平和の詩に選ばれた「今、平和は問いかける」がグループきんもくせいによって朗読されました。午前11時40分からは、親と子のみどりの杜合唱団による平和への思いが込められた歌が会場いっぱいに響き渡りました。
比嘉友政さんの講演(Tシャツに注目)
戦争当時だったらこんな記事になったのでは
ないかと2005年に琉球新報が編集した新聞
「皆さん、8月6日は原爆が広島に投下された日です。それでは、沖縄の終戦は?」という司会者の問いかけから比嘉友政(ひがともまさ)さんの紹介が始まりました。日進市在住の比嘉さんは1953年沖縄に生まれ、1972年に大学進学のため名古屋に移られました。今日の演題は「沖縄戦の悲劇と米軍占領下の沖縄」。
比嘉さんの講演は、祖母から聞かされた「怖かったのは米軍ではなく旧日本軍だった」、旧日本軍は自分たちを守るどころか、安全な場所や食料を奪ったという衝撃的な事実でした。また、戦後の沖縄では、米軍が関係する事件や事故が多数報道されています。しかし、それは氷山の一角で事件や事故はうやむやにされ、差別的で屈辱的なものばかりだったそうです。講演の最後に比嘉さんは、再び沖縄を戦場にしてはいけない、それは沖縄だけの問題ではないと結ばれました。
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更新日:2023年08月15日