2023年8月2日 親子でパソコン分解教室
パソコンを分解して資源を探そう
使われなくなったパソコンを分解し、リサイクル可能な資源を探す「親子でパソコン分解教室」が2日、市民会館で開催されました。本講座は例年開催される日進市ESD講座の1つで、今回も抽選によって選ばれた6組16人の親子が参加しました。パソコンの分解からパーツの分別まで行い、参加者は熱心に作業に取り組みました。
パソコン分解教室の様子
本講座の講師は、シーピーセンター株式会社の堀将嘉さんです。まずは簡単な自己紹介と3R(リデュース・リユース・リサイクル)の説明を行いました。今回の講座は3Rの中でリサイクルに当たる内容になっていて、分解・分別されたパソコンのパーツはさまざまな工程を経て、新たな資源に生まれ変わります。
また、パソコンの各パーツの機能についても、講師が分かりやすく人間の体に例えて解説を行いました。中でも心臓に当たるパーツであるCPUについて、今のパソコンに使用されるものと昔のものとの比較で、その大きさの違いに驚く参加者の様子が見られました。
今のパソコンに使用されるCPU
昔のパソコンに使用されていたCPU
パソコンの解説の後は、いよいよ分解作業のスタートです。作業直前に講師が「自分で分解できたパーツを一つだけ持って帰っていいですよ」と話し、子どもたちはやる気満々で作業に臨みます。作業中は親子やきょうだいで分解を楽しんでいる様子が見られ、あちこちで「なにこれ?」「すごーい」「見て!取れた!」とにぎやかに作業が進みました。
パソコンを分解している様子
分解作業中、講師が各テーブルを見て回り、分解のヒントや各パーツの解説を行いました。何の部品なんだろう?という参加者の疑問に講師が答え、「ほこりが入ると使えなくなるんだよ」と講師が伝えると、参加者は「デリケートな部品なんだ!」と、なかなか分解できないパーツの丈夫さに納得している様子でした。
分解されたハードディスク(データを読み書きする機能)
分解作業後は、「終わった人からもう一度パソコンを組みなおそう!」という講師の冗談に笑いつつ、分解したパーツを分別しました。講師は、「分別までしてリサイクルですよ」と語り、リサイクルの重要性を参加者に改めて伝えました。講座終了後、参加者の親子は「すごい楽しかった」「子どもが楽しそうで良かった」と講座の感想を語り、自分で分解し、選んだパーツを持ち帰りました。(黒)
分解したパーツを分別する参加者
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更新日:2023年08月10日