2023年5月13日北高上緑地里山体験イベント「里山を歩こう(里山自然観察会)」
里山の魅力を知ろう
岩崎町にある北高上緑地で5月13日、日進里山リーダー会による里山体験イベント「里山を歩こう」が開催されました。参加者は、北高上緑地の特徴や自生している植物についての説明を受けながら、新緑の中を散策しました。

日進里山リーダー会代表の松本さんの挨拶
始めに日進里山リーダー会代表の松本さんは、今後のイベントの紹介や日進里山リーダー会の活動について話し、「雨が心配だったが降らなくて良かった。新緑を楽しんでください」と挨拶しました。
日進里山リーダー会は、約40人のメンバーで構成される里山の維持管理や散策路の点検などの整備を行っている市民団体です。北高上緑地の利用時間に合わせて門の開閉や植物の生育のために必要な手入れなど行っています。里山が健全な状態に保たれるように活動しています。
説明を聞く参加者
参加者20人は4グループに分かれて散策を開始。
入り口に入るとすぐスイカズラがありました。「スイカズラは漢字で忍と冬と書き、忍冬酒(にんとうしゅ)の原料になります。忍冬酒は徳川家康が好んで飲んでいたと言われています」など開始直後から興味を引く豆知識が飛び出します。またそのすぐ近くには、ヤマウルシの木、「触るとかぶれるから気を付けて」と注意も忘れません。他にもサカキとよく似ているヒサカキの見分け方や砂防工事の跡など実物を見ながらの説明を参加者たちは興味深く聞いていました。
カシの葉で草笛を作ります
ルーペを使って確認
散策の途中、子どもたちは愛知学院大学総合政策学部の学生に教えてもらい、カシの葉で笛を作りました。うまく鳴らすことができず、数回作り直していました。適した葉の選び方などなかなか難しいようです。
細かいところを確認するためにルーペを使ったり、実際に触って感触を確かめたりしながら最後まで飽きることなく散策を終えました。
モチツツジ、触るとべたっとします
コナラの木、切ってもまた再生します。昔は薪の原料として重宝されていました。
散策を終えた参加者からは、「説明が丁寧で良かった。ファイルを使って今見れないものも教えてくれて分かりやすかった」や「春と秋だけでなく四季でどう違うのか見てみたい」ととても好評でした。初めて北高上緑地を訪れたという人は、「里山リーダー会の人たちがこんなに手入れをしてくださっているなんて知らなかった。みんなに知ってほしい」と団体の活動に感謝をしていました。
秋も同様のイベントが予定されています。季節が変わり、北高上緑地はまた今回とは違う姿で参加者たちを楽しませてくれるでしょう。(ふ)
キツネの穴
砂防工事の跡、レンガの堰堤(えんてい)は珍しいそうです。
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更新日:2023年06月06日