2023年2月13日 仕事と家庭の両立のコツ～先輩ママにきいてみよう～
頑張らない。自分へのご褒美の準備を！
＜市民スタッフ 大岡奈美子＞
暦の上では春ですが、冷たい雨の降る13日、就労を考えている人への座談会がRinのおうち（岩藤町）で開かれました。先輩ママの話を聞いたり、参加者同士の情報交換などをしたり、今の生活に仕事を取り入れるために今準備できること、心掛けのヒントを話し合い、交流を深めました。
毎年、就労を考えている人への講座・座談会を開催しているにっしん子育て総合支援センター。今年も6回の座談会と4回の就労支援講座が開かれています。今日はこの座談会の6回目で、誰もが不安に感じている「仕事と家庭の両立のコツ」がテーマ。先輩ママと6組の親子が参加し、1日のタイムスケジュールはどうなっているのか、今から準備できることは何かなど、今抱えている漠然とした不安を解決するヒントを話し合いました。
ファシリテーターの進行で、スムーズに会が進んでいきました
この日のファシリテーターは自身も小1と年中の子どもたちのママである井上晴子さん。仕事をしながら家事を行っていく上での時間の使い方や晩ご飯を作るこつ、利用できる便利なサービスなど、現在第二子の育休中である先輩ママに話を聞きながら、てきぱきと会を進めました。まず、みんなが気になる1日のスケジュールを聞いて、大まかな流れをイメージし、そのスケジュールをこなすために工夫している点を根掘り葉掘り聞いていきました。
手早くご飯を作るために利用しているサービスや食材、導入して良かった家電、時間のない朝に子どもたちがパクパク食べてくれる朝ご飯のメニューなど、忙しい毎日の子育ての中で今すぐにでも利用できるヒントがたくさん詰まっていました。1日のスケジュールの中で優先順位を決め、できないと思ったら、罪悪感を持たずに手放すこと。自分のこだわりに固執せずに、頑張らないのも大切。洗い物をなくすために紙皿を使う案、部屋の片付けをしていない空間に家族に慣れてもらう案など、参加したママたちの抱えている不安を吹き飛ばすような選択肢も教えてもらいました。
毎日を頑張るには、自分へのご褒美のほっこりタイムは必須。今からそのご褒美を準備しておいたり、家庭での役割分担を話し合いお互いに協力していく体制づくりをしておいたり、今から少しずつ準備できることもいろいろありました。これからも長く続いていく毎日を、ストレスフリーに過ごしていく上で欠かせないこれらのスキル。たくさん身に付けて怒涛の毎日をたくましく楽しく過ごしていきたいなと思いました。
後半はグループに分かれ、さらに根掘り葉掘り話を深めていきました
今年4月から復帰が決まっている1歳2カ月の子のママは、「完璧を求めがちなので、諦めることが大切だと学びました。復帰までの間、夫婦で話し合って準備を進めようと思います」と話しました。
このような就労を考えている人への講座・座談会は毎年開かれ、多くの保護者の励み、生活のヒントになってきました。復帰前の不安な気持ちがみんな一緒だと分かって安心しましたという声が多く上がるとても収穫の多いこの企画。令和5年度も企画をする予定とのことで、気になる人、興味のある人はぜひ参加してみてください。
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更新日：2023年02月28日