2022年12月25日 ビブリオバトルin日進市立図書館

ID番号 N13895

更新日:2023年01月13日

本の魅力を語る5分間

日進市子ども図書館会議の一環として、本の紹介をし合いチャンプ本を決めるビブリオバトルが12月25日、図書館で開催されました。市内の中高生が参加し、それぞれのお気に入りの1冊を熱く語りました。

ストーリーやキャラクターの魅力、好きなポイントを語ります

ストーリーやキャラクターの魅力、好きなポイントを語ります

参加した4人の中高生は、それぞれ「面白いと思った本」を紹介。5分間の持ち時間で本の魅力や選んだきっかけ、お薦めのポイントなどを熱心に語り、その後3分間、観客からの質問に答えました。

しっかりと練り込まれたトークであっという間に5分が過ぎていきます

しっかりと練り込まれたトークであっという間に5分が過ぎていきます

中学生時代にもこの大会に参加したことのある青木康之助さん(菊里高2年)は『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬著)を紹介。ストーリーの魅力や、この本を読んだことで実際の戦争に対する見方が変わった自らの経験を語りました。「重いテーマなので自分は読むことをためらった本ですが、そういう人にも読めるでしょうか」と観客から質問されると、「確かに重いテーマを扱っているけど、主人公は最後には希望を持って進んでいくので、読んでほしいなと思います」と力強く答えました。

観客だけでなく参加者同士でも質問が飛び交いました

観客だけでなく参加者同士でも質問が飛び交いました

本を紹介する牧さん

本を紹介する牧さん

今回のチャンプ本には、牧優貴菜さん(日進中2年)の『クリスマスのフロスト』(R・D・ウィングフィールド著)が、観客からの投票の結果選ばれました。風変わりなフロスト警部がさまざまな謎を前に奮闘するミステリー小説で、1年前のクリスマスに母親からこの本をプレゼントされたという牧さん。問題だらけなのになぜか憎めないフロストの魅力を、笑顔いっぱいで楽しそうに伝え、見事チャンプ本に輝きました。牧さんは、チャンプ本に選ばれた気持ちを誰に伝えたいかと聞かれ、「やっぱり本をプレゼントしてくれた母に伝えたいです」と答えました。

閉会後それぞれのお薦め本を手に記念撮影

閉会後それぞれのお薦め本を手に記念撮影

今回から、愛知淑徳大学の学生もスタッフとして参加しました。同大学の図書館サポーターとして活動する団体「Lib.Mates(リブメイツ)」のメンバーが、会場案内や観客との質疑応答の補助などを担当しました。「参加していた中高生がみんなすごかった。スタッフとして参加していたけど、自分もビブリオバトルをやってみたいと思いました」と話しました。(牧)

 

日進市子ども図書館会議「ビブリオバトルin日進市立図書館」参加者(発表順)
梶野蒼天さん(日進北中3年)『オルタネート』(加藤シゲアキ著)
青木康之助さん(菊里高2年)『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬著)
久野有理さん(日進中3年)『紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人』(歌田年著)
牧優貴菜さん(日進中2年)『クリスマスのフロスト』(R・D・ウィングフィールド著)

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