2022年11月3日 小さな秋イベント~日進の食文化と昔の暮らし~
日進を味わう
食文化や芸術文化を通して日進に親しむ小さな秋イベントが3日、旧市川家住宅で開催されました。今回の小さな秋イベントは「日進の食事を楽しもう」、「秋を感じるコンサート」、「日進の食のくらし展示」を開催。訪れた人は、日進の伝承料理を食べたり、コンサートを楽しんだりと、秋の昼下がりの時間を過ごしました。
「日進の食事を楽しもう」では、参加者15人が、日進の伝承料理を使ったオリジナル定食を食べながら、日進の食文化の話を聞きました。メニュー考案や定食づくりは、日進産の野菜や米を使った伝承料理を伝える活動をしている「日進生活改善実行グループ」が担当。
お弁当にはレンコンやモロコが乗った押しずし、自家製の漬物、自家製の梅干し、柿と白菜のごまあえが色鮮やかに盛り付けられました。里芋と油揚げのみそ汁も一緒に配膳されると、さっそく食事の時間になりました。「おいしいね」「懐かしい、昔作った」と、参加者は伝承料理の味や思い出話を楽しみました。
食事中、市職員との対談形式で日進の食文化の話も行われました。話し手は、同グループの小塚久美さん。「押しずしは保存がきくので、昔は作り置きをしておいて、人が集まるときに出していました」というこの日のメニューにちなんだ話や、「田起こしは1日忙しいので、前日に作っておいたおこしものを朝焼いてお弁当として持って行っていました」など、伝承料理と人々の暮らしがどのようにつながっていたかといった話も聞くことができました。
おこしものの木型
稲作に用いられた農機具なども展示
この日参加した人は、「押しずしが日進の伝承料理だと初めて知った。日進についてのお話も知らないことが多く新鮮で、改めて日進のことを知る機会になりました」、「お弁当がおいしかったし、日進のお米などを使っていて、地産地消で安心。日進のいろいろな文化が分かりました」と話しました。
食後には、デザートとして鬼まんじゅうと野草茶が振る舞われました。あわせて、市内で活動する音楽家の堀敬史さんによるミニライブも開催。音楽を聞きながら、ゆったりとデザートの時間を楽しみ、参加者は食と芸術をたっぷり堪能しました。(牧)
この記事に関するお問い合わせ先
情報広報課広報広聴係
電話番号:0561-73-3149 ファクス番号:0561-73-6845
更新日:2022年11月25日