2022年9月3日 認知症サポーター養成講座

ID番号 N13425

更新日:2022年09月09日

みんなで支え合う地域へ

認知症を理解し、当事者や家族を見守り応援する認知症サポーターを養成する講座が3日、本郷公民館で行われました。「ほんごう自主防犯パトロール会」のメンバー9人が参加し、認知症について理解を深めました。

講座を受講するほんごう自主防犯パトロール会のメンバー

講座を受講するほんごう自主防犯パトロール会のメンバー

市では、認知症サポーター養成講座の受講を希望する団体などに講師を派遣しています。今回は中部地域包括支援センターの山田紀子さんと廣瀬聖美さんが講師となり、認知症の具体的な症状や、認知症の人への望ましい対応などを解説しました。「驚かせない・急がせない・自尊心を傷つけない」といった、認知症の人と接するときに大切なことなどを受講者に伝えました。

地域での見守りの大切さを伝える山田さん

地域での見守りの大切さを伝える山田さん

認知症について学んだ後は、実際に認知症の人に出会った場合を想定して、どう対応するのかを考えました。道に迷っていると思われる人、退職したはずなのに出社しようとしている人などを例に挙げ、パトロール中に見掛けたらどうしますか、と講師が問い掛けます。受講者は「本当に迷っているか分からないから、あいさつして様子を見てみる」、「どこの会社かを尋ねたり、『再就職されたんですか』と世間話のように話し掛けたりして、様子がおかしかったら家族に連絡をする」など、相手の気持ちを考えつつ自分たちにできることは何か、和気あいあいと話し合っていました。

それぞれ自分にできることを考えました

それぞれ自分にできることを考えました

講座を受講した山田康夫さんは「パトロール中に認知症の人に会うことがあるかもしれない。『声を掛けるときは背後からではなく正面から』など、声掛けの仕方を学べたのでこれからの防犯活動に役立つと思う」と今後の活動への思いを話しました。
講師の山田さんは、この講座を通して望むこととして「地域で活動している人が受講することで、認知症やサポートする制度への理解が進んでいくと思います。認知症や高齢者など関係なく、みんなで支え合える世の中になっていければ」と話しました。(牧)

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