2022年8月16日 食べ物とごみのさかい目はどこ?~ごみをなくそう大作戦!~

ID番号 N13358

更新日:2022年08月24日

一人一人ができる小さなこと

<市民スタッフ 大岡奈美子>

食品ロスについて学ぼうという講座が16日、市役所で開かれ、小学生の親子が参加しました。食べられるものと食べられないものとのさかい目について、それぞれの考えや意見を交換し、食品ロスを減らしていく方法を考えました。

食べられるものと食べられないものの違いは?

食べられるものと食べられないものの違いは?

日本人1人当たりは1日にお茶碗1杯分のごみを出しています。日本の人口約1億2500万人がそれぞれお茶碗1杯分を、365日ごみとして出し続けるとしたら、年間食品廃棄量はとても多いと気付かされました。SDGsの目標の一つに「つくる責任 つかう責任」とあるように、生産者も消費者も地球の環境と人々の健康を守れるよう、責任ある行動をとることが求められています。

この日の講師はあいちecoティーチャーの太田和秀さんと田代大作さん。普段小学校での講義をよく行うということで、とても分かりやすい話でした。

食品ロスには3種類あり、「食べ残しによるもの」「買いすぎ、作りすぎによるもの」「食べられるところを捨てることによるもの」に分けられます。自分の生活を振り返り、どの種類の食品ロスを多く出しているのかを考えると、個人個人で思い当たるものが違いました。

そこで、前日の消費期限、賞味期限という設定で、いくつかの食品を、食べられるものと食べられないものに各グループで分けてみました。ほとんどの食品を食べられると分類したグループが大半でしたが、サンドイッチや黒くなったバナナなど、それぞれのグループで食べられるか、食べられないか意見が異なるものもありました。「外側が黒くなったバナナは食べない」という意見に対し、「皮をむいてみたら意外と白いから食べられる」との意見や、「その柔らかい状態だからこそ、おいしい」という意見にうなずく姿もみられました。

食べられるもの、食べられないものの認識も個人によって違います

食べられるもの、食べられないものの認識も個人によって違います

次に根から葉までついている大根の写真をもとに、普段食べるところ、捨てているところを考えていきました。葉っぱはどのように食べるのがおいしいのか、ほとんどの人が捨てるといった根っこでも、きんぴらにするとおいしいなど、いろいろな情報を得ることができ、丸ごと大根を買って余すことなく料理をするのが楽しみになりました。

大根、どこを捨てている?

大根、どこを捨てている?

一人一人ができることを行っていくことで、食品ロスを減らすことができることを学んだこの時間の最後に、それぞれ自分ができることは何だろうと考え発表しました。小学3年生の女の子は、「好き嫌いをしない。残さず食べる」と発表してくれました。小学生の子どもと一緒に参加したお母さんは、「今まで捨てている部分がたくさんあったことに気付いて反省しました。これからは食品を見ながら、捨てないように料理していこうと思いました」と話しました。

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