2022年7月30日 読書感想文書き方講座

ID番号 N13326

更新日:2022年08月10日

読書感想文って難しい!?

<市民スタッフ 青山忍>

夏休みが始まって10日。図書館に12人の小学生が集まり、読書感想文の書き方を学びながら実際に書き進めていきました。今年で3回目となるこの講座、今回は定員15人の枠に35人もの応募があったそうです。「読書感想文」といえば子どもたちは苦手、お家で指導するのも難しい夏休みの宿題の代表格とあって、その人気ぶりがうかがえます。

講師は小中学校の教諭を退職された人たちが中心となって構成された「NPO法人としょかん再発見」の皆さん。子どもたちは事前に本を読み、配布された「読書感想文のもと」というプリントに登場人物や心に残ったことを書き留めて参加していました。気になった箇所に付箋をたくさんつけてきた子も。

気になる箇所にはメモをした付箋を貼ってきた子も

気になる箇所にはメモをした付箋を貼ってきた子も

まずは読書感想文の基本的な書き方についての説明を

まずは読書感想文の基本的な書き方についての説明を

講座の始めに、読書感想文とは何か、「思ったこと」と「感じたこと」の違いや読書感想文にはどんな本がいいか、タイトルはどんなふうにつけるかなどのお話がありました。みんなの知っている話を使った具体的な説明だったので分かりやすかったようです。途中、原稿用紙の使い方や基本的な文章の組み立て方も教えてもらうことができました。

子どもたち一人一人に丁寧なアドバイス

子どもたち一人一人に丁寧なアドバイス

一通り説明を聞いたら、さっそく読書感想文に取り掛かります。スラスラ書き始める子もいればまったくペンが進まない子も。どこで止まっているのか、先生たちが一人一人の様子を見て話を聞きながら「一番印象に残ったのはどっち?」「どうしてそう思ったの?」「ここをもう少し詳しく書いてみようか」「こういうところに注目してもう一度読んでみるといいよ」など問い掛けられたりアドバイスをもらったりしていくうちに一言だった感想が広がり、文章にも厚みがでていくようでした。

初めて読書感想文に取り組んだという4年生の女の子は「分かりやすくてよかった。原稿用紙3枚書くのは大変だけど、最後まで書けそう!」と話してくれました。

先生に問い掛けられることで自分の感想に向き合うことができます

先生に問い掛けられることで自分の感想に向き合うことができます

作文自体を書く機会が少なくなっている子どもたちにとって、原稿用紙に向かう作業は気が進まないものかもしれません。しかしながら、頭で感じ考えたことをまとめ、人に読んでもらうために文章を作っていくことはとても意味のあることだと思います。今回の講座を通して、苦手意識を克服できた子、作文を楽しいと感じてくれる子が一人でも増えることを願います。

2時間集中して取り組むことができました

2時間集中して取り組むことができました

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