2021年12月4日旧市川家キッズ

伝統文化を体験

旧市川家住宅や岩崎城で、歴史や文化などを学ぶ5回講座「旧市川家キッズ」の第3回が、旧市川家住宅で4日、開催されました。今回のテーマは「伝統文化（茶華道）を学ぼう」。参加した子どもたちは、茶道の作法や生け花の手順などを、実際に自分たちで体験して学びました。

講座前半では茶道を学び、作法通りに抹茶を味わいました。旧市川家住宅でいろりを用いて講座を行うのは今回が初めてとのこと。講師の増田久子さん（日進市茶華道連盟）は、お茶をいれるのに必要な道具を紹介し、一つ一つの作法を丁寧に解説しながら抹茶をたてていきました。

慣れない正座に苦戦しながら一通りの作法を見学した後、子どもたちも実際に体験しました。お茶菓子の食べ方や懐紙の使い方なども教わりながら、残さず「いただく」ことができました。

講座の後半では華道の体験をしました。花の高さをずらして組み合わせて花瓶に生けたり、花と葉と枝を組み合わせて竹の花器に飾ったりと、新鮮な体験に子どもたちは真剣に取り組んでいました。

講座の最後に、増田さんは子どもたちへ「今日体験してもらったお茶もお花も、心を落ち着けるためのものです。これからもいろいろな経験を積んで、立派なお兄さんお姉さんになってください」と語り掛けました。参加した女子児童は「お花を生けることが好きなので、とても楽しかったです」と話しました。（牧）

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