2021年4月10日 春の「大清水湿地」公開

ID番号 N11775

更新日:2021年04月30日

かれんなハルリンドウの花咲く

総合運動公園内に位置する大清水湿地が10日、一般公開され、来場者は青紫色の小さくかれんなハルリンドウの花々の観賞を楽しみました。
青紫色の小さくかれんなハルリンドウ

青紫色の小さくかれんなハルリンドウ

大清水湿地は、総合運動公園を造成した時に発見された、斜面からの湧き水による、東海地方に多い斜面状湧水湿地です。湿地内には、貴重な植物が自生し、湿地特有の昆虫も生息しています。普段はフェンスが閉まっており、湿地内に立ち入ることはできませんが、年に数回実施される公開日のみ、湿地内に立ち入り、植物などを間近で観察することができます。

ハルリンドウは、日当たりの良いやや湿った野山などに生える植物で、青紫色の小さな花を咲かせます。日が当たったときにしか花が開かず、曇りや雨のときには花が閉じてしまうそうですが、この日は幸いにも天候に恵まれ、太陽が昇るにつれて、次々とかれんな花々が開いていきました。
ハルリンドウを観察する人々

ハルリンドウを観察する人々

当日は日進自然観察会の会員が、来場者に向けて解説を行いました。同会会長の横溝幸男さん(72)は「ハルリンドウの淡い紫色の花は、かれんで和みます」と話しました。

家族と訪れた岩崎町の猪子喜子さんは「小さくてかわいらしい花でした。今日初めて訪れて、こういうところがあると知らなかったので良かったです」と満喫した様子でした。(荒)

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