2025年6月15日「あじさい大会(弓道)」
静寂の中、次々と矢が放たれた
〈市民スタッフ 伊藤茂年〉日進市弓道連盟主催のあじさい大会が15日、総合運動公園弓道場において、男女79人が参加し技を競いました。試合は静寂と張りつめた緊張感の中で、射法八節という一連の所作から的めがけて次々と矢が放たれました。

次々と矢を放ちます
競技は28メートル先の金的(金紙を貼った小さな的)と、36センチ的 四ツ矢2回(1点)、24センチ的 四ツ矢1回(2点)の得点制で競技が行われました。選手は的を目掛けて順番に矢を放ちます。矢を放つ合図や選手の掛け声などはありません。聞こえるのは、弦音(矢を放つ音)と矢が的に中(あた)った音だけです。

射手が安土に矢を通す一連の所作
試合に先駆けて、錬士五段の舟橋正浩さんと二人の介添え役による「矢渡し」が行われました。「矢渡し」とは的を置く場所「安土」に矢を通す儀式で、会場はいっそうピンと張りつめた緊張感に包まれました。

静かに順番を待ちます
射場もさることながら控室も静かで、会話はほとんど聞こえません。選手は試合の状況を見ながら、静かに順番を待ちます。

平常心で弓を引きます
試合の結果は5人の選手が金的に命中し、小さい24センチ的にも多くの選手が矢を命中させました。表彰は男女1位から5位までと、最高得点者には伊奈杯が贈呈されました。弓道は的に矢を中(あて)る一連の所作を通して、心身を鍛錬する武道だそうです。見ているだけでも心が穏やかになりました。
この記事に関するお問い合わせ先
情報広報課
電話番号:0561-73-3149 ファクス番号:0561-73-6845
更新日:2025年06月30日