2020年11月28日 英語落語鑑賞会

ID番号 N11204

更新日:2020年12月19日

リモートで英語落語を楽しむ

日進市国際交流協会主催の英語落語鑑賞会が11月28日、オンラインで開催され、国内外の180人が英語を使った落語公演をリアルタイムで視聴して楽しみました。
オンラインで見られる落語の視聴画面

オンラインで見られる落語の視聴画面

同協会は毎年秋に、お互いの国や文化を知ることを目的に「インターナショナルデイ」というイベントを開催しています。おととしと昨年はスポーツやゲームを楽しむイベントを開催し、留学生をはじめとする多くの外国人も参加しました。しかし今年は新型コロナウイルス感染症の影響で例年のようなイベントが開催できないため、初めてオンラインを利用したイベントを企画しました。当日は海外からの視聴者もいました。

この日出演をしたのは落語家の桂かい枝さんで、大阪府のスタジオから配信を行いました。桂さんは日本独自の文化を伝えたいとの思いから、英語落語の活動を開始し、世界28カ国での公演を成功させました。また、市内中学校で使用されている英語の教科書でも活動内容が取り上げられています。

市内の撮影会場で視聴者へ向けてあいさつをする近藤市長

市内の撮影会場で視聴者へ向けてあいさつをする近藤市長

桂さんは冒頭で、過去に1年間アメリカをキャンピングカーで回りながら公演したときの経験を基に、外国での交流の苦労や楽しみについて語りました。また、落語では顔の向きを変えることで何役も演じ分けたり、声の大小で家の大きさを表現したりすることなどを説明し、視聴者たちは落語の奥深さを学びました。

この日は「動物園」、「車屋」の話が上演されました。桂さんの落語公演では、主に中学1・2年生で習う易しい英語が使われ、身振り手振りや表情なども合わさり、英語初心者でもリラックスしながら笑える内容となっていました。また、公演の合間には、うどんの食べ方の表現方法について解説がありました。視聴者たちが桂さんと一緒に練習をしている様子がオンラインの画面に映され、物理的な距離はありながらも一体感を感じることができました。

桂さんと一緒にうどんの食べ方のまねをする視聴者たち

桂さんと一緒にうどんの食べ方のまねをする視聴者たち

桂さんは「皆さんが笑顔で参加してくれてうれしかったです。みんなで一緒にうどんを食べるまねをしたり、チャット機能でメッセージをもらったり、コロナで家にいるけれどつながることができました。ありがとう、Thank you very much(サンキューベリーマッチ)」と話しました。

公演の様子は12月1日から5日まで、インターネットでアーカイブ配信され、たくさんの人々が桂さんの英語落語を楽しみました。(荒)

配信後に行われた国際交流協会の皆さんと桂さんたちの記念撮影

配信後に行われた国際交流協会の皆さんと桂さんたちの記念撮影

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