2019年11月7日 古民家で多肉植物の和寄せを愉しむ会

ID番号 N9069

更新日:2019年11月12日

多肉植物で癒されて

<市民スタッフ  大岡奈美子>
朝晩の寒さに秋の深まりを感じるようになった11月7日、旧市川家住宅にて多肉植物を寄せ植えする会が開かれました。多肉植物と一口に言っても、多種多様。すぐ思い浮かぶサボテンのような種類から、まるで花びらのような種類のもの、何かの実のようなプックリとした丸い種類のものなど、色も形もそれぞれ違い、その数は数万種にのぼります。この日はその中から14種類の多肉植物が用意され、手のひらサイズの溶岩石に寄せ植えをしていきました。

色も形も違う多肉植物がギュッと詰まっています

色も形も違う多肉植物がギュッと詰まっています

話をする鷲田さんの前には可愛らしい盆栽がたくさん並んでいました

話をする鷲田さんの前には可愛らしい盆栽がたくさん並んでいました

講師は、日進市盆栽連盟の鷲田智砂さん。「植物と接していると心の安らぎが得られる」と感じ、数年前から趣味として始めた盆栽。そこから“枯れない”多肉植物に興味を持ち、寄せ植えを楽しんでいるそうです。
その多肉植物の寄せ植えは今回が初めての講座。広報で募集をしたところ定員人数の3倍の申し込みがあり、抽選に見事当たった幸運な15人が参加しました。

参加者は黙々と自分好みの寄せ植えを作ります

参加者は黙々と自分好みの寄せ植えを作ります

まず、先生が用意したたくさんの石・多肉植物の中から、自分の好きな石、全種類の多肉植物を1つずつ選びました。講師からそれぞれの植物の特徴、育て方、植え方の注意や説明を聞いた後、いよいよ植えていきます。「14種類全てを植えていくのではなく、いくつか選んで植えた方がいいですが、キュンキュンに植えるとよりきれいに仕上がりますよ」とのアドバイスもありましたが、目の前にあるのは手のひらより小さいサイズの石に空いている穴。「この小さく見える中にそんなに詰め込められるかなあ」と不安な声も出ていましたが、作業を開始すると、どの参加者も迷うことなく次々と手が動いていました。

古民家の落ち着いた雰囲気の中、時々こつを先生に教えてもらいながら、黙々と自分の作品に取り組む参加者たち。疲れてふと庭を見ると、赤くなった葉っぱに癒されます。気付くとあっという間に時間が経っていて、次々と可愛らしい作品が出来上がっていました。

同じ種類の多肉植物でも、個性が出ています。「みんな違ってみんなイイ」

同じ種類の多肉植物でも、個性が出ています。「みんな違ってみんなイイ」

以前、盆栽教室に参加した事があるという参加者は、「和寄せは今回が初めて。とても楽しく取り組めました。可愛く出来て満足しています」と、とてもうれしそうに話をしていました。
最後に参加者全員の作品の集合写真を取りました。どれ一つ同じものがなく、どの作品も参加者一人一人の思いがギュッと詰まっている様に見えて、キラキラしていつまでも眺めていることができました。

会場となった旧市川家住宅では、より多くの人に足を運んでもらい、いろいろ見てもらいたいという主旨でさまざまなイベントを開催しています。「こんな講座を開いて欲しい」との要望も募集しているとのこと。自然に秋の深まりを感じられるこの場所で、季節感のある何か物づくりをしてみたいなと意欲が沸いてきました。

この記事に関するお問い合わせ先

情報広報課広報広聴係
電話番号:0561-73-3149  ファクス番号:0561-73-6845

ご意見・お問い合わせ専用フォーム