2019年5月9日 オープンガーデン

＜市民スタッフ 青山忍＞
毎年4月～6月に市内の各地で開催されるオープンガーデン。5月9日～11日まで折戸町の上嶋邸で開催されたオープンガーデンのテーマは「楽しい庭」。季節を感じる数えきれないほどの木や花々で彩られ、毎年楽しみにしている常連や初めて訪れる人達の交流の場としてもにぎわっていました。

ほんのりと香るナニワノイバラで屋根一面が覆いつくされた上嶋邸。ツキヌキニンドウのアーチをくぐると、緑に包まれた小路が庭の奥へと案内してくれます。11種類もの桜の花が終わり新緑が輝く庭には、色とりどりのバラやこれから咲くアジザイの蕾が。頭上にも足元にも咲く多種多様な花を見て歩くのはまるで宝探しのようです。上嶋さんの手が空いている時は、庭を一緒に歩きながら一つ一つ花の名前を教えてもらったり、育て方や増やし方、越冬の仕方など長年の経験を元に教えてもらえたりもするのでガーデニングの勉強にも。さらに奥には大きく成長中のリクガメ「りくちゃん」が温室で待っています。ベンチスペースもあるので、一休みしながらゆったりとしたひと時を楽しむことができました。

毎朝早朝から庭のお手入れをされるというご夫妻。毎年少しずつ増やしてきた植物は100種類を超えているとのこと。訪れた人たちに聞かれても答えられるようにと、花の名前はノートに書き記しているそうです。「いつ来ても新しい発見があるんですよ。自分では育てられないものもあるので、ここに来るのが楽しみ」と毎年訪れる常連の人も後を絶ちません。オープンガーデンに訪れた人同士が「この花すてきですね」「何という花でしょう」と自然と弾む会話も魅力の一つです。

「オープンガーデンの時期だけでなく四季折々、いつでも遊びに来てほしい」と上嶋さん。来年は桜の季節もぜひ見てみたいですね。これから開催されるオープンガーデンについては広報4月号をご参照ください。