プレコンセプションケア
「プレコンセプションケア」とは
「コンセプション」とは「新しい命を授かる」ことで、「プレコンセプションケア」とは若い男女が将来の妊娠やライフプランを考え、日々の生活や健康に向き合うことです。
妊娠を計画している女性だけでなく、学童・思春期以降の自分を管理して健康な生活習慣を身につけること、健康を維持することで、よりすてきな人生を送ることにつながります。
プレコン・チェックシート
現在の自分の健康状態について振り返りましょう。
プレコンセプションケアのポイント
1 適正体重を維持しよう
適正体重とはBMIが18.5以上、25未満となる体重をいいます。やせも肥満も不妊や妊娠・出産のリスクを高めます。男性の肥満も不妊のリスクを高める報告があり、注意が必要です。
BMI=体重(kg)÷{身長(m)×身長(m)}
2 適度に運動しよう
適正体重の維持に積極的な運動は欠かせません。血流がよくなり、筋肉量が増えることで代謝も高まります。運動はこころの状態にも良い影響を与えます。早歩きやヨガなど、できることから始めてみましょう。
3 栄養バランスを整えよう
栄養不足による若い女性のやせは、貧血・肌荒れ・骨密度や筋力の低下などを引き起こします。月経不順や不妊、低出生体重児の原因になるなど、将来の妊娠・出産にも影響を与えます。また、女性は日頃から葉酸を意識して摂取しましょう。
妊娠前から葉酸を摂りましょう (PDFファイル: 1.1MB)
日進市と大塚製薬は包括連携協定を締結し、市民の皆様の健康増進を推進しています。
4 ストレスをためこまないで、困った時は相談しよう
まずは自分がストレスを感じていることに気づくことが大切です。また、普段から自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。体を動かす、腹式呼吸をする、今の気持ちを書き出してみるのもおすすめです。気持ちや体調に不調を感じた場合は、早めに専門の医療機関を受診しましょう。
5 タバコは吸わない。受動喫煙を避けよう。
タバコはがん・心臓病をはじめたくさんの病気を引き起こします。また、男女ともに不妊症のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産、早産、周産期死亡、低体重を引き起こす可能性があります。赤ちゃんが生まれた後も乳幼児突然死症候群のリスク因子となるなど、その影響はきわめて広範囲です。
6 アルコールは控えめに。
妊娠中や授乳中はお酒を控えましょう。妊娠中の飲酒は少量であっても生まれてくる赤ちゃんの発育(特に脳)に悪影響を与えます。普段から節度ある適度な飲酒量を心がけましょう。
7 感染症を予防しよう
感染症の中には、不妊の原因になったり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に悪い影響を与えるものがあります。日頃から感染症について正しい知識を身につけましょう。パートナー間で、感染症の予防や、感染した場合は一緒に治療に取り組むことが大切です。
子宮頸がん予防(HPV)ワクチン予防接種について変更のお知らせ
プレコンノート(国立成育医療研究センタープレコンセプションケアHP)
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更新日:2023年12月05日