香久山古窯
香久山古窯(岩崎45号窯)の一般公開
令和4年5月から9月まで公開いたします。ぜひお越しください!
公開期間
令和4年5月1日~9月25日の期間で、毎週日曜日の午前10時から正午まで
※10月以降の公開は予約制となっています。見学可能日は月曜日から金曜日(ただし休祝日を除く)9時~16時まで。予約を希望される方は本ページ下部の「見学及び講師派遣依頼書」をご提出ください。
【重要】制限付き開館の実施につきまして
開館にあたり、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、
以下の対応をさせていただきます。何卒ご理解とご協力をお願いいたします。
・ご来館時には、マスクの着用、館内入口でのアルコール消毒のご協力をお願いいたします。
・館内では、ソーシャルディスタンスのとれる距離でのご利用にご留意ください。
・体調のすぐれないお客様のご来館は、ご遠慮いただきますようお願いいたします。
※利用当日も来館前に検温等のセルフチェックを行ってください。
・過去2週間以内に発熱または風邪症状のある方及び海外渡航歴のある方のご来館はご遠慮ください。
・密集対策として、館内の人数が多くなるようであれば、入場制限をさせていただくことがあります。
香久山古窯とは
70基を数える猿投窯(※)・岩崎地区の古窯の中のひとつです。住宅都市整備公団による土地区画整理に伴い、昭和57年に発掘調査が実施されました。遺構は、平安時代初期(9世紀初期)の典型的な窖窯(あながま)で、大きさは長さ7.9メートル、幅2.0メートルです。窯内に分焔柱(ぶんえんちゅう)と呼ばれる窯内の温度を調整するための柱があるのが特徴です。この窯は天井部を除いて、ほぼ完全な状態で残存しています。
製品には、須恵器(すえき)の杯(つき)・椀(わん)・双耳椀(そうじわん)・盤(ばん)・短頸壺(たんけいこ)・鉢(はち)・擂鉢(すりばち)・鉄鉢(てっぱつ)・甑(こしき)・円面硯(えんめんけん)・甕(かめ)・横瓶(よこべい)のほか、原始灰釉陶器として長頸瓶(ちょうけいへい)・広口短頸壺(ひろくちたんけいこ)・水瓶(すいびょう)・浄瓶(じょうへい)・双耳瓶(そうじへい)・平瓶(へいへい)がありました。また、灰釉陶器としては椀・皿類がありました。特に、短頸壺の蓋(ふた)は、原始灰釉薬陶器の焼成技法を知るうえで貴重な製品です。
猿投窯について
猿投窯は、5世紀(古墳時代)から14世紀(室町時代初頭)にわたり、猿投山の西南に広がる尾張丘陵において形成された窯業遺跡です。猿投山西南麓古窯群とも呼ばれています。
猿投窯は、一千基を超えると推定され、特に奈良・平安時代にはわが国屈指の窯業地でした。窯では、灰釉(かいゆう)・緑釉陶器(りょくゆうとうき)という、当時の日本で最も高級な製品が生産され、中国製品に次ぐ高級品として平城京・平安京の都を中心に全国へ供給されました。
のちに、その窯業技術は、瀬戸・常滑へと受け継がれたと考えられています。
日進市文化財クイズスタンプラリーを開催します
令和4年5月1日から9月25日の期間に日進市の文化財を巡るクイズスタンプラリーを開催します。台紙は下のチラシの3か所ともに置いてありますのでいずれかの施設で受け取ってご参加ください。この3か所を巡ってそれぞれの場所でクイズに挑戦していただき、全問正解のスタンプを押印したシートをお持ちの方へ素敵な景品をお渡しいたします(景品交換は1回のみ)。景品の数に限りがありますのでご了承ください。

交通
名鉄バス
- 星ヶ丘 から 五色園(石神・香久山経由)区間の往復
- 星ヶ丘 から 長久手車庫(石神・香久山経由)区間の往復
- 星ヶ丘 から 北高上(石神・香久山経由)区間の往復
いずれも「香久山」停留所下車 東へ約400メートル
香久山小学校東「すずかぜ公園」内
くるりんばす
梅森線
- 「香久山東」停留所下車 北西へ
- 「香久山中」停留所下車 東へ約400メートル
岩崎45号窯保護覆屋概要
竣工
平成5年3月10日
構造
鉄骨瓦葺平屋建
面積
108.23平方メートル
住所
日進市香久山五丁目1905
関連情報
この記事に関するお問い合わせ先
学び支援課文化芸術係
電話番号:0561-73-4190 ファクス番号:0561-74-0258
更新日:2022年04月26日