グリーストラップをご使用のみなさまへ

ID番号 N6155

更新日:2019年03月01日

 飲食店や業務用厨房設備を設置している施設からの排水には、動植物油脂類や食材くずなどのゴミが多く含まれ、そのまま放流すると下水道施設に過度な負担がかかるため、それらを分離させるグリーストラップを設置していただいています。

1.維持管理のお願い

 グリーストラップは、適正な維持管理がされていないと排水中の動植物油脂類や食材くずなどのゴミが十分に分離されず除去できないため、以下のようにグリーストラップの清掃を実施してください。

  1. グリーストラップの状態を毎日確認しバスケットに集められたゴミなどを除去してください。
  2. 週に1回(油脂類を多く使用する施設では毎日)水面に浮上しているグリース(油脂)を除去してください。
  3. 月に1回はグリーストラップの槽内に蓄積した汚泥(沈殿物)を除去してください。
グリーストラップの断面図のイラスト

 なお、グリーストラップが適正に維持管理されていない場合や、排除基準を超える排水を放流した場合は、市が事業者に対して清掃等の指導をすることがあります。

2.動植物油脂類が下水道施設に及ぼす影響

 排水中の動植物油脂類や食材くずなどのゴミが宅内の排水管や道路内の下水道管に付着すると、管が閉塞し排水が周辺に溢れ出すなど衛生上大きな被害が出る原因となります。

 排水中の動植物油脂類や食材くずなどのゴミが原因で、下水道管などの下水道施設が損傷した場合には、下水道法により原因者に対して損傷負担金を請求することがありますのでご注意ください。

3.下水道に排除する排水の水質基準

 下水道施設を保全し適正な下水処理を行なうために、下水道法及び日進市下水道条例により飲食店や業務用厨房設備を設置している施設からの排水について動植物油脂類の排除基準が定められています。

下水道法及び日進市下水道条例による動植物油脂類の排除基準

ノルマルヘキサン抽出物質含有量(動植物油脂類含有量)…30ミリグラム毎リットル以下

 なお、適正に維持管理がなされていないと排出される油脂類の含有量が、排除基準に適合しないことがありますのでご注意ください。

ばっ気装置等を槽内に設置し油脂を分解する製品がありますが、油脂の種類によっては分解されないものや、グリーストラップとしての機能を低下させることがあります。グリーストラップの改造をご検討される場合は、事前に下水道課までお問い合わせください。

この記事に関するお問い合わせ先

下水道課
電話番号:0561-73-2343  ファクス番号:0561-73-1871

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