鳥インフルエンザウィルスの人への影響について

ID番号 N8210

更新日:2019年03月01日

鳥インフルエンザについて

 鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスが引き起こす鳥の病気です。鳥に感染するA型インフルエンザウイルスをまとめて鳥インフルエンザウイルスといいます。
 鳥インフルエンザウイルスの中には高病原性鳥インフルエンザがあり、家きん(鶏、あひる、鶉[うずら]や七面鳥など)に対する病原性の強さによって、強毒タイプと弱毒タイプに分類されています。
 鶏などが強毒タイプのウイルスに感染すると、その多くが死んでしまいます。一方、鶏などが弱毒タイプのウイルスに感染すると、症状が出ない場合もあれば、咳や粗い呼吸などの軽い呼吸器症状が出たり産卵率が下がったりする場合もあります。

人への感染について

 一般的に鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは極めてまれです。ウイルスは感染した鳥の体液や排泄物に大量に含まれているため、病気や死亡した鳥に直接触れたり、解体や調理、羽をむしるなど濃厚に接触(ウイルスへの大量暴露)した場合には、まれに感染することがあります。
 したがって、そのような接触をしない限り、鳥インフルエンザに感染する心配はありません。また、高病原性鳥インフルエンザが発生した農場の近くに住んでいたり、近くを通ったりすることで感染することはありません。

鶏肉や鶏卵について

 鶏肉や鶏卵を食べて、人が鳥インフルエンザウイルスに感染することは世界的に報告されていません。
 なお、鳥インフルエンザウイルスは加熱すれば感染性がなくなります。万一食品中にウイルスがあったとしても、食品を十分に加熱して食べれば感染の心配はありません。加熱するときは、食品全体が70℃以上になるようにしましょう。鶏肉の場合は、ピンク色の部分がなくなるまで加熱するとよいでしょう。
 また、鶏卵は、国内では、生で食べることを考えて生産されていますが、不安な方や体調の悪い方は、加熱(WHOの食中毒防止のための加熱条件:中心部70℃、瞬間)することをおすすめします。

その他注意事項

  • 衰弱した野鳥、死亡した野鳥や排泄物等を見つけても、素手で触らないようにしましょう。
  • 手洗い、うがいをしっかりしましょう。

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