日進市教育大綱
地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律が平成27年4月1日から施行されました。この法律では、地方公共団体の長は、当該地方公共団体の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策の大綱を定めることとされています。
日進市では、「令和2年度第2回日進市総合教育会議（令和3年3月31日開催）」において、令和3年3月に日進市教育委員会が策定した「第2次日進市教育振興基本計画」のうち、第3章に掲げる基本理念及び目指す人物像部分をもって大綱に代えることを決定しました。
1 基本理念
「人がまちを育み まちが人を育む 学びでつながるまち にっしん」
「学び」は一方通行ではなく、その過程において私たちは共に学び、成長していきます。また、地域の子どもの学びを支えたり、学びの成果を地域に還元することで、人や地域とのつながりが生まれ、自身の生きがいや居場所づくりにつながります。
そのように、学びを通して「人」がつながり、「まち」がつながっていきます。
学びと成長を求める「人」が、魅力ある「まち」を育んでいき、その魅力ある「まち」が、また魅力ある「人」を育んでいく、そんな「学びでつながるまちにっしん」を基本理念とします。
2 目指す人物像
1 夢と志を持ち、未来を自ら切り拓くことができる人物
様々な生き方が選択できる時代であるからこそ、高い志を持ち、夢を抱くことができます。しかし、複雑な社会の中、幼児期の環境が大人になってからの生活へ影響することから、質の高い教育の提供に向けたきめ細やかな指導や、豊かな心を育むことが不可欠です。また、生涯にわたり必要な学習を通じて新たな知識や技能、技術を身に付け、自らの人生を選択し、切り拓いていく原動力を育成することができる環境を整えます。
2 生涯学び、社会の変化にも柔軟に対応できる人物
変化が激しい社会情勢の中、その変化に屈することなく、前向きに受け止められる力が求められます。そのためにも今後は、地域コミュニティのつながりや、すべての人が地域社会の一員として自分らしさを生かしながら、成長することの喜びを感じることが大切です。人生100年時代を見据えたライフサイクルの中、生涯にわたって学びの継続・学び直しを進め、自ら楽しく学び育ち続けられる環境を整えます。
3 ふるさとに愛着を感じ、ふるさとの発展を支える人物
自分を育ててくれるこのまちを愛し、積極的に地域や人と関わることで、新たな魅力に気づくことができます。その魅力を次代へ継承していくことが、持続可能な社会を築くことにつながります。これからの日進市を形づくる一員として、愛着をもって活動することができるよう、自らのよりどころとなるふるさとを大切にする心を育む環境を整えます。
4 地域で互いに助け合い、社会の担い手となる人物
少子高齢化が進む中、これからの時代に求められる資質・能力を育むためには、学校教育だけでなく、家庭や地域と連携・協働して学びの充実を図っていくことが必要です。一人ひとりの意識を高めることにより、地域全体で子どもを育てるだけでなく、地域全体の教育力の向上を高められるよう体制を整えます。
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更新日：2021年04月01日