浄化槽雨水貯留施設転用費補助金制度
1.制度の内容
公共下水道への接続により不要となった浄化槽を雨水貯留槽へ転用するための工事を行う方に対し、その工事費の一部を補助します。
構造
- 降雨時に、雨水は家屋の雨どいを伝って、不要となった浄化槽(雨水貯留槽)に貯留されます。
- 雨水貯留槽の中に水中ポンプを設置し、雨水をくみ上げ、雨水専用水栓から散水出来るようにします。
2.メリットは?
- 雨水利用と不要な浄化槽の再活用の両面で、環境保全に役立ちます。
- 上水道の負担が軽減されます。渇水時でも、庭木の散水、洗車、防火用水として使用でき、水道料金も節約できます。
- 降水時の河川の負担が軽減されます。雨水を雨水貯留槽に貯めることにより、大雨時の河川の増水が防げます。
3.補助の対象となる方
- 日進市内に土地を所有し、その地内から下水道へ接続するための排水設備工事を行うと同時に、浄化槽を雨水貯留槽へ転用する工事を自ら負担して行う方
- 供用開始から3年以内の地区で転用工事を行う方
- 市税・取付管工事費を完納している方
4.補助の対象となる工事
- 浄化槽内部の清掃、不要物品の撤去及び仕切板の穴開け工事
- 雨どいの下から浄化槽までの雨水排水管の設置工事
- ポンプ設置工事及び散水栓の設置工事
5.補助額
- 1件につき転用工事に要した経費の3分の2以内で、上限80,000円 (1,000円未満は切り捨て)
6.申請方法
- 各種申請書については、以下の「手続きの進め方」のリンク先からダウンロードしていただくか、下水道課で配布するものをご利用ください。申請については、日進市下水道排水設備指定工事店を通じて行ってください。
- 本年度は4件の補助を予定しています。(先着順)
手続きの進め方
- お住まいの地域が、供用開始区域(下水道が使用できる区域)になっているかどうか確認してください。ご不明な場合はご相談ください。
- 工事業者を日進市下水道排水設備指定工事店の中から選んで見積もりをとり、納得する工事店に工事を依頼して下さい。
- 下記の申請書と申請に必要な書類及び図面を下水道課に提出していただきます。
指定工事店とご相談のうえ、ご記入下さい。
浄化槽雨水貯留施設転用費補助金交付申請書 (PDFファイル: 177.4KB)
- 工事の計画が変更となった場合は下記の変更届と必要な書類及び図面を提出していただきます。
浄化槽雨水貯留施設転用費補助金交付変更届 (PDFファイル: 123.9KB)
- 下水道課から交付決定通知書が届きましたら転用工事が開始できます。
- 浄化槽(雨水貯留槽)はあなたの財産です。工事業者任せにせず、工事中によく確かめ十分納得する工事をしてもらいましょう。
- 工事が完了しましたら、下記の実績報告書と必要書類及び図面を提出していただきます。
浄化槽雨水貯留施設転用費補助金交付実績報告書 (PDFファイル: 128.1KB)
※添付書類については様式の記載事項をご確認ください。
- 下水道課職員がお宅に伺い完了検査を行います。
- 完了検査が合格となりますと、市へ工事費補助金の請求をしていただきます。
浄化槽雨水貯留施設転用費補助金請求書 (PDFファイル: 124.8KB)
Q&A
質問.交付申請後、転用工事が始まり浄化槽内の清掃を行ったところ、内部のひび割れが見つかりました。そのまま転用工事を行うことができますか。
回答
転用工事を行うことはできません。
不要となった浄化槽は、適切に処分してください。処分に係る費用は補助対象となりませんので、ご注意下さい。
質問.雨水の集水範囲は?
回答
家屋の屋根から雨どいを伝う部分です。
質問.浄化槽から、ひしゃく等で汲み出して使うつもりなので、浄化槽内ポンプや蛇口の取付を行いませんが、その際の工事費は補助の対象になりますか。
回答
補助の対象になります。
対象となる工事内容は、浄化槽内の清掃、内部不要物の撤去、仕切板の穴開けになります。
質問.今後雨水が溜まった浄化槽内でボウフラが発生しませんか?
回答
水道水を入れますと、残留塩素によりボウフラが発生しにくくなります。
質問.上水道の蛇口と雨水の蛇口と見分けがつきますか。
回答
工事の完了検査を行う際に、雨水専用の蛇口に「雨水の蛇口です 飲めません」ということを明記したプレートを設置します。またご家庭でも誤飲のないように十分ご注意下さい。
質問.工事完了後に雨水貯留槽や集水のといが破損した場合、市からの修理費の補助はありますか。
回答
市からの修理費の補助はありません。
雨水貯留槽や集水のといは皆さんの財産となりますので維持管理をお願いします。
質問.大雨時に雨水貯留槽から水があふれることはありますか。
回答
貯留槽内に管を設置し、一定量以上は側溝に流れるように工事します。
質問.雨水貯留槽転用工事をなぜ指定工事店で行わなければならないのですか。
回答
雨水貯留槽転用工事は、一定の技術基準で正しく施工されないと、貯留槽が正しく機能しなくなり、利用に支障をきたすことになります。必要な専門知識や技術を有した指定工事店が行うことにより、不良施工を防止することができます。
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更新日:2023年03月31日