2025年3月19日 染めの花(ポピー)

ID番号 N17073

更新日:2025年04月20日

繊細な作業が一輪の「染めの花」を創ります

<市民スタッフ 伊藤茂年>「染めの花」という手法で、白い布から型をとり、染色やコテ入れをして布花を作る文化協会協力講座(全4回)が、市民会館で開講されました。19日には、仕上げを行いポピーのアレンジメントが完成しました。

講師が布で使った花を手で整えている写真

花のかたちを整えてまもなく完成です

この講座は、同会会員の鬼頭さゑ子さんが講師を務め、14人の受講者は、白い布にポピーの花びらや葉のかたちを描き、その型に沿って布を裁断する作業から始めました。裁断の次は染色です。自然の色や形をイメージしながら、一枚一枚描くように色を塗り重ねていきます。

葉の形に切り染色した布にこてを押し当てている様子の写真

コテ入れで葉を立体的に仕上げます

布で作ったポピーの花が机に並んでいる写真

繊細な仕上げのポピーの花ができました

染色が済んだらコテ入れ作業に進みます。本物の花びらや葉の形状を、熱したコテを押し当て表情豊かに表現します。受講者は、この作業を地道に丁寧に行いました。そのかいあって、各パーツが立体的で生き生きとしたものに生まれ変わりました。

参加者が机を囲んで布で花を作っている様子の写真

花びらの接着方法について熱心に耳を傾けます

花や葉のパーツができたらそれらを針金に取り付け、フローラルテープを巻いてポピーの花が出来上がりました。後は花瓶などの容器に造花のグリーンと一緒に挿し、かたちを整えたら完成です。4回の講座は、通常の半分程度の作業時間しかありませんでしたが、完成度の高い「染めの花」によるポピーのアレンジメントを作り上げることができました。季節もいよいよ春本番です。

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