2025年3月16日 昔の暮らし体験「クドでご飯を炊こう」

ID番号 N17040

更新日:2025年04月04日

「はじめちょろちょろ なかぱっぱ・・・」

〈市民スタッフ 伊藤茂年〉旧市川家住宅では3月16日、「クド」を使ってご飯を炊く催しが開かれました。「クド」とは、周りを石や土などで囲い、その中で火をおこし、上部に鍋や釜を置いて煮炊きを行う調理設備です。集まった子どもたちは、米をといだり、火吹き竹で火力を強くしたり、一升瓶で精米する方法などを体験し、昔の暮らしに思いをはせました。

火吹き竹を吹いて釜の火を起こす子どもの写真

火吹き竹を使って火力を上げます

この日は、旧市川家活用協力会と婦人会、野方東南・北西子ども会保護者の皆さんの運営で、17人の子どもたちが米をといだり、火吹き竹を使ったり、「クド」に羽釜を乗せてご飯を炊きました。おいしく炊くための手順は、「はじめちょろちょろ、なかぱっぱ、赤子泣いてもふたとるな」の言葉どおり火力を調整します。

木の棒で瓶に入った玄米をたたく子どもたちの写真

木の棒で玄米を根気よく突いて白米にします

ご飯が炊きあがるまでの間は精米体験です。戦時中、白米の代わりに玄米が配給されたので、家庭では一升瓶に玄米を入れ、長時間木の棒で突いて白米を作りました。根気のいる仕事だったそうです。

机を囲んでおにぎりを作る参加者たちの写真

連携プレイでおにぎりの下ごしらえ

ご飯が炊きあがりました。あつあつのご飯に梅干しなどの具材を入れ、手際よくおにぎりの下ごしらえをし、子どもたちが思い思いのおにぎりを握りました。

おにぎりを持って笑顔で映る子どもたちの写真

出来上がったおにぎりは縁側で

少しだけ昔の暮らしに思いをはせることができました。おにぎりはおいしかったね。春を待つ間の楽しいひとときでした。

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