2024年2月28日 こころの健康講演会 大人の発達障害の理解と対応
特性に合った付き合い方を学ぶ
大人の発達障害に関する講演会、「大人の発達障害の理解と対応」が2月28日に保健センターで開催され、多くの人が参加しました。講師を務めるのは藤田医科大学医学部精神神経科学講座教授の内藤宏(ないとう・ひろし)さんで、内藤さんは「早いうちから自分の特性を理解し、苦手なことを知りましょう」と参加者に語りました。
発達凸凹の解説
講座の中で内藤さんは、発達障害のことを発達凸凹と表現しました。さまざまな人の才能や個性は均等ではなく(凸凹した状態で)、それらの特性を障害と呼ぶのではなく、凸凹と呼ぼうと呼びかけました。また、発達障害とはそれらの凸凹した特性と、環境に不適合が生じたときに起きるものだと語りました。
講座を行う講師の内藤宏(ないとう・ひろし)さん
内藤さんがユーモアを交えながら個人の特性について分かりやすく解説を行い、和やかな雰囲気で講座が進みました。内藤さんは「薬も重要ですが、まずは周りの人が(その人の特性を理解して)接し方を変えていくことが重要です」と語りました。また、講座では、発達凸凹といわれる人達の特性や接し方を細かく説明され、「普通は」「これぐらいは」の自分たちの当たり前で考え方や振る舞いを縛らないことが重要だと語りました。(黒)
会場の様子
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更新日:2024年03月20日