2023年2月25日 みやびなコンサート

ID番号 N14050

更新日:2023年03月07日

和の音色に包まれて

ひなまつりイベント期間の2月25日、旧市川家住宅で和楽器のコンサートが開催されました。日ごろ鑑賞する機会の少ない箏(こと)や雅楽。来場者は、ひな人形やつるしびななどが飾りつけられた華やかな空間で、和の音色に包まれ優雅なひとときを過ごしました。

会場が箏の音色で満たされます

会場が箏の音色で満たされます

毎年恒例のひなまつりイベント期間に開催される和楽器のコンサート。2部構成で、最初は、愛知箏友会のお二人による箏の合奏です。筝曲「杜へ」や春の歌のメドレーなど5曲を披露しました。
春の歌のメドレーでは、「春よ来い」や「春が来た」などおなじみの童謡が次々と。箏の音色で聴く童謡は、少しよそ行きの曲になり新鮮です。「うれしいひなまつり」の演奏では、子どもたちが曲に合わせて口ずさむ場面も。柔らかく凛とした箏の響きで来場者を魅了しました。

雅楽の音色で厳粛な雰囲気に

雅楽の音色で厳粛な雰囲気に

次は、岩崎雅楽会による雅楽。音合わせの後、楽器の説明が行われました。17本の細い竹で構成される笙(しょう)、縦笛の篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)と呼ばれる横笛の特徴や音色など。楽器の材料になる竹は、長い間かやぶき家屋の屋根裏でいろりの煙でいぶされたもので、手に入りにくくなっているのだそうです。
演奏では、結婚式などで聴くことのある「越殿楽(えてんらく)」をはじめ4曲が披露されました。雅楽独特の音色は、一瞬で会場を厳粛な空気に変えます。
ひと通り演奏が終わると、客席から「アンコールはないの?」と声が上がり、予定していなかったとしながらもアンコールに応えていました。

雅楽で使用する楽器の説明をします

雅楽で使用する楽器の説明をします

「浦安の舞」浦安は平和を意味します

「浦安の舞」浦安は平和を意味します

演奏終了後には、子どもたちにお菓子のプレゼント。昔は、子どもたちがおひな様を飾っている家を訪れて、おひな様を見せてもらい、お菓子をもらうという風習があったそうです。子どもたちは、職員に「おひなさん見せて!」と言って、好きなお菓子を選んでいました。

お菓子を選びます

お菓子を選びます

演奏終了後は展示の見学

演奏終了後は展示の見学

来場者の中には、「普段なかなか聴くことがないので、いい機会だった」と話す人や「楽しかった」と笑顔の子ども、「昨年は都合が悪く来られなかったけど、今日は聴けて良かった。来年もあるよね」と来年の開催を楽しみにしている人もいました。(ふ)

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