2022年12月18日 第3回にっしん音結祭

ID番号 N13960

更新日:2023年02月08日

音でつながる、響き合う。

日進市に縁のある音楽グループが集って演奏を行う音結祭も今年で第3回。日進市出身のバイオリン奏者である三浦可菜さんをゲストに迎え、1日を通じて21のグループが演奏を行い、延べ837人の来場者が訪れました。演奏のほか、ボディーパーカッションのワークショップ、来場者が五線紙に思い思いの音符をのせて完成した楽譜の演奏を行うなどの催しも行われました。

会場で行われた五線紙ワークショップ。来場者が五線紙に音符を配置します。

会場で行われた五線紙ワークショップ。来場者が五線紙に音符を配置します。

エントランスでは、「誰もいなくなった山と海」を表す巨大な五線紙に、魚や花をモチーフにした音符を来場者に貼ってもらいます。写真はまだまだ始まったばかりの頃で、にぎわっているとは言いづらい状態です。
開演の午前10時から午後1時頃まで小ホールでは、10人未満の少人数編成の皆さんが演奏しました。

篠笛会~奏~の皆さん

篠笛会~奏~の皆さん

篠笛会~奏~の皆さんは、市民講座の有志が集った会で、童謡、歌謡曲、洋楽のほか合奏曲の計8曲を披露しました。練習を重ねてきたことを感じる自然な指さばきと、一つ一つの音を丁寧に出そうとしている様子が感じられました。また、その音色からは曲に応じた優しさ、力強さ、そして郷愁を感じるようでした。

ラポールの皆さん

ラポールの皆さん

ラポールの皆さんは、優しく温かな音色でクリスマスミュージックなどを計4曲奏でました。竪琴(ライアー)の伝承には楽譜がなく、演奏を聴いて練習するとのことです。聞きなれているはずの曲からも、竪琴ならではの、少し違った、でも心地よい雰囲気を感じられました。

日東海進楽団の皆さん

日東海進楽団の皆さん

日東海進楽団の皆さんは、メンバーのほとんどが日進市と東海市出身とのことから楽団名を決めたそうです。音楽経験者がそれぞれの経験を持ち寄り、さまざまな音楽を手掛けています。オリジナルテーマ「日東海進楽団のテーマ」など4曲を披露しました。皆さんの心から楽しそうに演奏する姿が印象的でした。

ボディーパーカッションのワークショップ。写真は打楽器のカホン。上に座ってさまざまな場所を叩く楽器で、段ボール製の作成キットもあるそうです。

ボディーパーカッションのワークショップ。写真は打楽器のカホン。上に座ってさまざまな場所を叩く楽器で、段ボール製の作成キットもあるそうです。

ボディーパーカッションとは、体全体をパーカッション(打楽器)として、リズムを奏でる音楽です。このワークショップでは、タンバリンや拍子木といったおなじみの打楽器からどうやって演奏するのかも一見してわからない楽器まで多種多様な楽器が用意されました。
講師の奏でたリズムに合わせて参加者もリズムを奏で、会場全体のつながりを感じつつ無心に演奏していると、乳児から大人までのみんなで、いつのまにか耳になじみのある曲を奏でていました。

見たこともないような楽器を前に、どう演奏するものか試行錯誤する参加者。普段あまり目にすることのないビブラスラップやアゴゴベルなども。

見たこともないような楽器を前に、どう演奏するものか試行錯誤する参加者。普段あまり目にすることのないビブラスラップやアゴゴベルなども。

午後2時からは、大ホールでゲスト出演の三浦可菜さんの演奏をはじめ、10人以上の大人数編成の皆さんが演奏しました。

ゲスト出演の三浦可菜さん

ゲスト出演の三浦可菜さん

南小学校、日進中学校を卒業したバイオリン奏者である三浦可菜さん。演奏活動の傍ら、後進の指導を行っています。また、「日本人だからできるクラシック音楽」を模索し、邦人作曲家作品の研究に取り組んでいます。
情感豊かに行われた演奏に大ホールに集まった来場者は聴き入っていました。予定していた3曲を終えたところで自然に巻き起こったアンコールに応え、バイオリンのジャンルをクラシックからポップスに広げたといわれる有名曲を情熱的に奏でました。

チーム美郷の皆さん

チーム美郷の皆さん

チーム美郷の皆さんは、音楽が大好き!カホンが大好き!という気持ちで音楽の楽しさを届けるために活動しているそうです。心地よいリズムと、一緒に音楽を楽しもうという気持ちに来場者も引き込まれ、ともにビートを刻んでいました。

中部大学第一高等学校吹奏楽部の皆さん

中部大学第一高等学校吹奏楽部の皆さん

中部大学第一高等学校吹奏楽部の皆さんは、「響創心」を部訓とし、音楽で互いを高め合い人の心に響く音楽を心掛けています。この日披露した「ショータイム!2022」では人気アニメのコスプレをして寸劇が始まったり、ダンスがあったりと来場者の興味を引くための仕掛けが盛りだくさんに施されていました。

金管木管塾子ども管楽器ステージの皆さん。指揮者は講座の講師の一人であるNisshinWindOrchestraの安部迅さんにご協力いただきました。 市民講座「にっしん金管・木管塾2022」第2期生の子どもたちは、この音結祭での発表を目指して練習してきました。この講座で初めて楽器に触れた子どももいましたが、みんな一生懸命に演奏しました。演奏の後半では、講師と一緒に演奏する場面もありました。

金管木管塾子ども管楽器ステージの皆さん。指揮者は講座の講師の一人であるNisshinWindOrchestraの安部迅さんにご協力いただきました。

市民講座「にっしん金管・木管塾2022」第2期生の子どもたちは、この音結祭での発表を目指して練習してきました。この講座で初めて楽器に触れた子どももいましたが、みんな一生懸命に演奏しました。演奏の後半では、講師と一緒に演奏する場面もありました。

NisshinWindOrchestraの皆さん

NisshinWindOrchestraの皆さん

NisshinWindOrchestraの皆さんは、「息の合った演奏を目指して~みんなで楽しく音楽づくりを~」を合言葉に、日進市を拠点に活動する吹奏楽団です。2019年度に全日本吹奏楽コンクール初出場、同コンクールで2021年度は金賞、2022年度では銀賞を獲得しています。ゲーム、アニメの曲をメドレー含め3曲披露しました。

五線紙は、来場した皆さんの手でにぎやかに彩られました。

五線紙は、来場した皆さんの手でにぎやかに彩られました。

来場者に配布されたリーフレットに添えられた、花や魚をモチーフにした音符が集まり世界に二つとない日進の楽譜が作りあげられました。五線紙という枠に収まらず、にぎわいがあふれ出すまちの姿を示しているかのようなこの楽譜は、21グループ全団体の演奏終了後、エントランスにてにっしんアートスタッフの手で演奏されました。

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