2022年11月27日 地球温暖化に対し電気自動車が役立つのかみんなで考えてみよう!
自分にできることって何だろう
電気自動車の利点や課題を学ぶ教室が11月27日、市民会館で開催されました。小中学生15人が参加し、電気自動車の見学やグループでの話し合いを通じて、今後の活用について自分なりの考えを深めました。
講師を務めたのは一般社団法人NNCモビリティの中条芳樹さん。地球温暖化について、現在の状況や仕組みを子どもたちに説明しました。温室効果ガスを排出しない電気自動車が普及していけば地球温暖化の影響を減らすことができる、といわれていますが、本当に正しいのか。電気自動車について学びながら、みんなで考えました。
電気自動車の簡単な仕組みを聞いてから、一般社団法人NNCモビリティで開発している小型の電動自動車の実物を見学しました。初めて見る小さな車を前に、運転席や後部座席に座ってみたり、ハンドルを握ってみたりと子どもたちは興味津々。「ドアがないから荷物を落としそう、雨とか雪の日は濡れるかも」「音は大きいの?」と感想や疑問点があちらこちらから上がりました。実際に運転するところを見せてもらったり後部座席に試乗させてもらったりすると、その走行音はとても静かで驚いていました。
見学の後は、いよいよ電気自動車の役立て方について話し合っていきます。電気自動車は、走行中に二酸化炭素を排出しないことから環境問題やエネルギー問題の対策として普及が期待されていますが、電力確保の課題や、部品が少ないことからその分の雇用がなくなるといった課題があります。
グループごとに、電気自動車を増やすことに賛成か反対かを話し合いました。「課題を解決してから電気自動車普及に取り組むべき」、「電気自動車の充電には時間がかかるので、緊急のことなどを考えるとこれまで通りの車と併用していくのがいいのでは」など、さまざまな意見が出ました。
二つ目のテーマは、自分たちの町の移動手段は何がよいか。話し合いにも慣れてきて、「歩いた方が環境には良いと思うけど、暗くて危ないときや夏の暑い日は車に乗せてもらってる」、「代わりに使うエネルギーを何がいいんだろう」と自由に意見を出し合いました。
「今日見た電気自動車は2人か3人乗りだったけど、自分は5人家族だから、家族構成に合った電気自動車を選びたい」、「交通手段を変えるのも必要だけど、歩いたり自転車に乗ったり、まず自分でできることをやってからだと思う」など、しっかりと自分の意見を発表していました。
中条さんは「地球温暖化について、自分事として関心を持ち続けることが大切です。発表してくれたように、移動手段など、自分たちの暮らし方で貢献できることを考えていきましょう」と締めくくりました。(牧)
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更新日:2022年12月15日