2022年9月10日 古民家でお月見飾りとお月見どろぼう

ID番号 N13463

更新日:2022年09月15日

昔ながらの行事や遊びを体験

お月見飾りやお月見どろぼうの紹介パネルが8日から11日までの間、旧市川家住宅に展示されました。10日には中京大学の学生による昔遊び体験会も行われ、家族連れや子どもたち約180人が訪れました。

「お月見どろぼうです」の合言葉でお菓子がもらえます

「お月見どろぼうです」の合言葉でお菓子がもらえます

中秋の名月の晩に、子どもたちが民家を回ってお月見のお供え物やお菓子をもらう伝統行事「お月見どろぼう」。このお月見どろぼうにちなんで、子どもたちにお菓子を配るイベントも企画されました。午前10時の開始時間になると、あっという間に用意したお菓子がなくなるほどでした。

毎年恒例のお月見飾り

毎年恒例のお月見飾り

ゼミ生らによるお月見どろぼう解説パネル

ゼミ生らによるお月見どろぼう解説パネル

このイベントは、旧市川家住宅活用協力会、中京大学文学部歴史文化学科准教授の小早川道子さんとそのゼミ生11人の協力で開催されました。ゼミ生たちが研究したお月見どろぼうについての解説パネルが展示されたほか、昔遊び体験会のスタッフとしても参加。輪ゴムを飛ばす割り箸鉄砲での射的、輪投げ、ぶんぶんごま作りなど、さまざまな遊びを楽しめるブースを用意し、訪れた子どもたちに遊び方を教えていました。

この昔遊び体験会は昨年も企画されていましたが、コロナ禍のため中止となってしまいました。今年度3年生の学生たちが、先輩の企画を引き継ぎパワーアップさせたとのことで、各コーナーで昔ながらの遊びに夢中になっている子どもの姿が多く見られました。ぶんぶんごま作りのコーナーを担当したゼミ生からは「ぶんぶんごま自体を初めて見る子が多かったので、説明が難しかったです」と昔ながらのおもちゃならではの話が聞けました。

輪ゴムを飛ばす割り箸鉄砲

輪ゴムを飛ばす割り箸鉄砲

ひもを通すなど、ぶんぶんごまの仕上げはゼミ生が担当

ひもを通すなど、ぶんぶんごまの仕上げはゼミ生が担当

イベントの合間には、小早川さんやゼミ生らの研究活動への協力として、旧市川家住宅活用協力会のメンバーが昔の野方区や日進について話をする時間が設けられました。子どもの頃に行われた「山の講」についてなど、当時を思い出しながら話すメンバーの言葉をゼミ生たちは熱心に聞いていました。

旧市川家住宅活用協力会のメンバーからたくさん話を聞きました

旧市川家住宅活用協力会のメンバーからたくさん話を聞きました

参加した感想についてゼミ生は、「思っていたよりたくさんの人が来てくれてびっくりしました。地元にはお月見どろぼうの風習はないが、今回参加してみて、家族連れで楽しめる地域密着型のイベントだと感じました。喜んでもらえてよかったです」と話しました。

この日は中秋の名月、お月見どろぼうの当日でもあり、夕方頃には市内でも多くの「お月見どろぼう」の子どもたちが見られました。(牧)

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