2022年6月25日 古民家で落語を聞こう!
マスク越しでも、みんなで笑おう
<市民スタッフ 三鬼一朗>
風情ある古民家で落語を楽しもうと、旧市川家住宅(野方町)で25日、愛知大学の学生による落語会が開かれました。伝統の落語研究会が古典落語を披露する旧市川家住宅初のイベント。事前に申し込んだ親子連れら30人は土曜日昼下がりの「古民家寄席」で大いに笑いました。
古典落語を披露した愛知大学落語研究会は、50年以上の伝統を持つ有数の「落研(おちけん)」で、東京のはなし家たちが組織する落語協会の柳家一門に有望なOBがいることもあり、その名が知られています。
徒然亭友蔵さん(左)
愛知家琳夏さん(中)
愛知家月海さん(右)
この日、出ばやしに乗って開口一番は徒然亭友蔵(つれづれてい・ともぞう)さん(2年)。演目は「松竹梅」。縁起の良い名前を持つ3人組が祝い事を言って喜んでもらおうと婚礼の席に出ていくのですが…。
続いて愛知家琳夏(あいちや・りんか)さん(3年)の「粗忽の釘」。おっちょこちょいの亭主が引っ越した長屋の壁に長大な釘を打ち込んでしまうお話で、最後の「トリ」は愛知家月海(あいちや・つきみ)さん(4年)の「真田小僧」。父親にまとわりついて小遣いをねだろうと子どもが策略を凝らします。
会場の旧市川家住宅の土間は親子連れらでぎっしりです。3人の古典落語はいずれも分かりやすい筋立てで、ケラケラと子どもたちの笑い声が絶えませんでした。会を終えて徒然亭さんは「古い住宅の木の香りに包まれていくようで、テンションが上がりました」と、初めての経験に興奮気味でした。
会場の入り口と奥の座敷にはこの日の落語会を企画した市の生涯学習課文化係による「日進の年中行事」の写真と説明文がパネルで展示されていて(6月16日~26日)、落語を楽しんだ人たちは日進の昔のくらしを紹介した写真や道具に見入っていました。
日進の昔のくらしを紹介する写真と道具の数々
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更新日:2022年06月28日