2022年5月29日 530(ごみゼロ)運動

ID番号 N13123

更新日:2022年06月08日

きれいな街を目指して

<市民スタッフ 大岡奈美子>

5月30日は「ごみゼロ」の日。5月30日から一番近い日曜日の5月29日、「ごみゼロ」を目指して清掃活動が開催されました。5月とは思えない日差しが照り付ける中、参加者たちは普段は見落としてしまいそうな所に目を向けて、たくさんのごみを拾っていました。

たった1時間でもこれだけの量を拾いました

たった1時間でもこれだけの量を拾いました

会場で「530運動」という看板を見るまで、5月30日の語呂合わせで「ごみゼロの日」ということを知りませんでした。「ごみゼロの日」は1970年代に愛知県豊橋市で始まったともいわれていますが、今では日本各地でさまざまな取り組みが行われています。
日進市ではこの「530(ごみゼロ)運動」を愛知中央ライオンズクラブが主催し、毎年の恒例行事として長年大切にされてきましたが、ここ2年は新型コロナウイルス感染症の影響で開催していなかったため、今年は3年ぶりの開催となりました。分散集合、分散出発などの密にならないコロナ対策に加えて、熱中症対策の準備がされる中、団体や企業、一般から申し込みをした約250人が参加をしました。
式典も2回、時間短縮で行われました

式典も2回、時間短縮で行われました

式典の後、参加者はあらかじめ割り振られたコースを歩きながら、ごみを拾っていきます。市役所周辺は毎月職員が清掃活動を行っているので、比較的きれいだと思われていましたが、約2キロの道のりを1時間ほど掛けて歩き、帰ってきた参加者の袋の中は、たばこの吸い殻やマスクなどのこまごましたごみが詰まっていました。企業から10年以上参加をしているという男性は、天白川沿いを歩きながら「今年はあまりごみがないから驚いています」と話しました。環境課によると、昨年川沿いの整備を兼ねて、重機で道端の草を除去したということで、それが影響しているようですが、毎年草の茂みに隠れた大量のごみを見つけていたそうです。

熱中症対策で冷やすモノたちも用意されていました

熱中症対策で冷やすモノたちも用意されていました

見るだけではきれいなオオキンケイギクは特定外来生物に指定されています

見るだけではきれいなオオキンケイギクは特定外来生物に指定されています

また、当日の活動はオオキンケイギクの除去も目的の一つとされており、天白川沿いや日進西中学校付近のオオキンケイギクが多く咲いている場所で除去が行われました。オオキンケイギクは5月から7月頃にかけて、鮮やかな黄色の花をつける植物。一見とてもきれいな花で、河川敷や道路脇などでよく見かけますが、日本の生態系に重大な影響を与える恐れのある植物として、外来生物法による特定外来生物に指定されています。その強さゆえに在来種が負けてしまい辺りの景色を一変させてしまう恐れがあり、この植物を植えたり、種をまいたりして広げることは禁止されています。日進市でもこの花が咲いている場所は結構あるということで、注意が必要です。
意外と散らばって生えているオオキンケイギク つながって黄色一面になると恐ろしいことに

意外と散らばって生えているオオキンケイギク つながって黄色一面になると恐ろしいことに

今回参加した西小学校6年生の男の子は、「田んぼや川の隠れたところにたばこの吸い殻などのごみが結構落ちていた。僕はごみを捨てないけれど、これからも捨てないでいようと思いました」と話していました。

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