2021年12月12日 エネルギー×おうち×エコ~電気はどこからくるの?~
SDGsは楽しく学べる!
<市民スタッフ 三谷勇太>
再生可能エネルギーという言葉、テレビやネット記事などで最近目にする機会が増えましたね。「でも再生可能エネルギーって具体的にどんなものだろう」といまいちピンとこない人も多いはずです。そんな現代社会が抱える環境課題について、分かりやすく、楽しみながら学べるESD講座、「エネルギー×おうち×エコ~電気はどこからくるの?~」が12日、市役所南庁舎第5会議室で行われました。

講座の様子
参加者は2組のグループに分かれ、新しい再生可能エネルギーについてのアイデアを考え発表する時間が設けられるなど、子どもたちの自主性も養われるような参加型の楽しい講座となりました。

講師のヒサキヨウコさん

参加者とコミュニケーションをとりながら進行しました
日進市では、SDGs達成に貢献できる人づくりのため、ESDの考え方を取り入れた「人づくり」を推進しています。
ちなみにESDとは「持続可能な開発のための教育」と訳され、「未来の世代も幸せに暮らせるように今必要なことを学び行動しよう!」といった感じの意味です。

2組のグループに分かれて話し合う
この講座は、日進市内でSDGsの啓発活動を行っている「SDGsアクティベート」が企画協力したものです。「SDGsアクティベート」はSDGsへの関心や興味を深めるワークショップや講座などを市内で開催しています。
講師を務めたヒサキヨウコさんはSDGsアクティベートのメンバーでありながら造形作家を本業にするという肩書の持ち主で、今回の講座の他にもアートやものづくりとSDGsをかけ合わせたイベントを行っています。
この日もヨウコさんから参加者へ質問を投げかけたり、子どもたちと積極的にコミュニケーションを取ったりしながら進行する様子が印象的でした。
「難しい言葉も分かりやすく伝えることを意識している」とヨウコさん。
専門家からの一方的な講義でなく、参加者と一緒に理解を深めていく参加型・体験型の学習は子どもたちの自主性を育むとても良い時間だなと感じました。

大人も子どももアイデアを出し合います
講座の後半では2組のグループを作り、新しい再生可能エネルギーのアイデアについて話し合いました。ヨウコさんの声掛けで、環境課職員や取材スタッフの私も参加させていただき、参加者の皆さんと意見交換を行いました。

アイデアを絵に描いてまとめていきます
大人も子どももアイデアを出し合い、グループごとにアイデアを一つに絞ってまとめていきます。話し合いの中では子どもたちから数多くのアイデアが生まれていました。
子どもたちの自由な発想は聞いているだけでとても楽しく、アイデアを一つにまとめるのがもったいないと感じるほどでした。
最後に、「車の上にソーラーパネルのようなものを取り付け、太陽光と雷をエネルギーに変える」というアイデアや、「大きな魚の形をしたロボットにプロペラを付け泳がせ、波の力を利用して発電する」というアイデアがグループごとに発表され講座は終了となりました。
講座に参加していたこどもたちからは、「再生可能エネルギーにはたくさんの種類があることが分かった」「これからは再生可能エネルギーをもっと活用してほしい」などの感想が上がっていました。

子どもたちの想像力にはとても驚かされました
SDGsの視点から私たちの生活に欠かせないエネルギーのことを学んだこの講座のように、日常生活の中ではなかなか意識しづらい環境課題も、一度学んだり体験したりすると意識が変わっていくのではないかと思います。今当たり前の世界も、子どもたちが生きる未来はどうなっているか分からない。未来の世代のために、今できることはたくさんあるなと私自身も学ぶことができました。
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更新日:2021年12月27日