2021年11月14日 講演会「多言語・多文化から開く世界への扉」(図書館まつり)

ID番号 N12518

更新日:2021年11月29日

外国語を通して学ぶこと

毎年恒例の図書館まつりが13日から21日まで開催され、14日には椙山女学園大学と協働した講演「多言語・多文化から開く世界への扉」が行われました。参加者は外国語教育の現状や、外国語学習で必要な力などについて話し合って考えました。
グループになって外国語学習について話し合いました

グループになって外国語学習について話し合いました

市では、令和2年度に子どものための本を充実するためのふるさと納税を活用したクラウドファンディングを実施しました。寄付者が送り先の施設を、図書館、保育園、学校図書室などを選ぶことができ、寄付金をもとに図書館では英語をはじめとした多言語の絵本を購入しました。
今回の講演は、購入した本を活用していくため、椙山女学園大学と協働で「多言語」をテーマに開催されました。講師の安達理恵さん(椙山女学園大学教育学部教授)は、かつては日進市立図書館でボランティアとして読み聞かせをしていたこともあるそうで、現在は小学生への英語教育などを専門にしています。参加者は、子どもたちの外国語教育や日本語指導の必要な子どもたちの現状を学びました。
講演会の様子

講演会の様子

参加者からさまざまな意見を聞くことができました

参加者からさまざまな意見を聞くことができました

聞いて学ぶだけではなく、参加者同士でグループになって話し合うワークショップも行われました。最初は戸惑う参加者も見られましたが、次第に打ち解け、「これから必要とされる外国語力とは何か」という問いには、「学校で習う英語では、正しさが優先でコミュニケーションが後回しになっているイメージがある」「話し合えるようになることが一番優先だと思う」「単語だけでも伝えられるから、語彙を増やすことが大事では」「今後は英語だけでなく中国語なども必要」など、さまざまな意見を出し合いました。
安達さんは自動翻訳機などの技術を紹介し「外国語の知識や技能自体は、現在のAI時代には代替となるものがあります。外国語を通して何を学ぶかが、子どもたちにとってこれから大切になってくると思います」と話しました。
ボランティアグループの活動紹介

ボランティアグループの活動紹介

本の修理や郷土資料収集など個人でのボランティア活動も

本の修理や郷土資料収集など個人でのボランティア活動も

図書館では、他にも図書館まつりの企画として、さまざまな行事や展示が行われました。読み聞かせを行うグループなどのボランティア団体の紹介パネルや、本の修理や郷土資料収集など個人で行うボランティアの紹介パネルが並べられた他、エントランスホールにも読書週間のポスターなどが飾られ、来館者が足を止める姿が見られました。(牧)

読書週間にちなんだ展示

読書週間にちなんだ展示

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