2021年7月11日 人形劇がやってくる!

ID番号 N12060

更新日:2021年07月19日

子どもたち 熱演に夢中

人形劇を鑑賞するイベントが11日、図書館で開かれ、38人の親子連れらが観劇を楽しみました。乳幼児や小学生の子どもたちは物語の世界に引き込まれた様子で、真剣なまなざしで舞台を見つめていました。
紙コップをピラミッド型に高く積むパフォーマンス

紙コップをピラミッド型に高く積むパフォーマンス

同イベントは図書館で年に2回開催されています。今回公演をしたのは名古屋市を拠点にプロとして活動する人形劇団むすび座で、3人の演者が熱演しました。演目は「金のガチョウ」と「せんたくかあちゃん」の2本でした。

まず劇が始まる前に、パネルや紙コップを使用したパフォーマンスが行われました。紙コップがピラミッド型に高く積まれると、子どもたちは目をきらきらさせました。演者たちのコミカルな動きに冒頭から目が離せない様子でした。
歌や踊りを交えて「金のガチョウ」を演じました

歌や踊りを交えて「金のガチョウ」を演じました

最初の演目は、グリム童話が原作の「金のガチョウ」でした。少年が小人のおじいさんからもらった金のガチョウは、近づいてきた人を次々につなげてしまう不思議なガチョウだったという話です。紙コップを使用して制作された人形を用いて、演じられました。演者たちは人形を操るだけでなく、歌や踊りを交えながら、楽しいパフォーマンスを披露しました。時折観客の笑い声が会場に響きました。
ダンスの時間を楽しむ観客

ダンスの時間を楽しむ観客

ダンスの時間を楽しむ観客

次の演目に移る前に、ダンスの時間が設けられました。音楽が流れる中、演者の動きに合わせて、観客も一緒に手を動かしました。親子たちは楽しそうに体を動かし、会場に一体感が生まれました。

「せんたくかあちゃん」の公演の様子

「せんたくかあちゃん」の公演の様子

「せんたくかあちゃん」の公演の様子

二つ目の演目は、さとうわきこさんの絵本を人形劇にした「せんたくかあちゃん」でした。洗濯が好きな「かあちゃん」がいろいろなものを楽しく洗っていたら、空から「カミナリさま」がやって来るという話です。この演目で使用された人形は、兵庫県の人形美術専門の工房がデザインおよび制作を手掛けたとのことです。「カミナリさま」が登場するシーンでは子どもたちの驚く声が聞こえてきました。

演者の辰巳博昭さんは「コロナ禍で公演のキャンセルが続いたため、生で鑑賞してもらうことにより演者と子どもとの間でキャッチボールができると実感が持てました」と、子どもたちの目の前で公演ができることの喜びを語りました。

親子で観賞した竹の山の宇井愛那未さん(小1)は「『せんたくかあちゃん』に出てきた子どもたちの人形が、いろいろな顔があって面白かった」と観劇を楽しんだ様子でした。(荒)

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