2024年4月6日 コバノミツバツツジまつり
にっしんの里山で春の音楽会
〈市民スタッフ 冨岡〉北高上緑地で恒例の春のイベント「コバノミツバツツジまつり」が、4月1日から7日まで開催されました。約5千本の自生するコバノミツバツツジが見頃を迎え、6日にはハーモニカ合奏のミニコンサートが行われました。薄紫の花々が映える里山に懐かしい音色が響き渡り、来場者の心を癒しました。
午前9時から行われた「コバノミツバツツジまつり」。南入口では、満開のソメイヨシノが訪れる人を温かく迎えていました。「みんなの小屋」前では、結成20周年を迎えた市民団体「里山リーダー会」の皆さんによる竹炭や竹酢液、竹製のおもちゃなどの販売が行われ、にぎわいを見せました。イベント期間中はメンバーによるガイドツアーも随時開催され、保全・育成活動や自生している生き物などについて楽しく学ぶことができ、里山の魅力を感じられる体験となりました。
午前10時、西砂防広場ではオリーブの苗木50本が無料配布され、地域の人々や家族連れが列を作りました。
枝先に小さな三つの葉を付けることから名前が付いたコバノミツバツツジ。4月中旬から美しい花を咲かせ、北高上緑地を彩ります。
ウグイスのさえずりを聴きながら和やかに花を愛でるご夫妻は「毎年来ている。地域にこのような自然があって嬉しい」と笑顔で話します。
午前11時、日進アンサンブル研究会フレンズによるミニコンサート「森の演奏会」が開演しました。アニメーション映画でおなじみの曲や「野ばら」など計7曲が披露され、最後に演奏された「故郷(ふるさと)」では、歌詞が描く日本の原風景と目に映る里山の光景が重なり、曲の世界に引き込まれました。来場者は演奏に合わせて口ずさむなどリラックスしたひとときを過ごしていました。
今後も北高上緑地では、里山リーダー会主催の自然観察会や竹炭つくりなど、さまざまなイベントが盛りだくさん!5月にはトウカイコモウセンゴケもかわいらしい花を咲かせるそうです。心を癒す自然体験の機会をどうぞお見逃しなく。
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更新日:2024年04月17日