2024年2月25日 あなたデザインのティッシュケースをつくりませんか?

ID番号 N15820

更新日:2024年03月28日

いろいろな布を組み合わせて

ワッペン付けや布コラージュによるティッシュケース作りを通してゲートキーパー(いのちの門番)の役割について考えるイベントが2月25日、名古屋学芸大学協働の下、図書館で開催されました。計29人の参加者たちは思い思いにワッペンや布を選び、個性あふれるティッシュケースが完成していきました。

講師を務めた学生の皆さん

講師を務めた学生の皆さん

ゲートキーパーを啓発する市のリーフレットとポケットティッシュ

ゲートキーパーを啓発する市のリーフレットとポケットティッシュ

同イベントは提案型大学連携協働事業であり、名古屋学芸大学メディア造形学部ファッション造形学科の学生3人と、同学科准教授の植松陽一さんが企画し、講師を務めました。元々、学生たちはゲートキーパーを啓発する市のリーフレットとポケットティッシュのデザインを担っており、それに関連して今回のイベントを企画したということです。
ゲートキーパーとはいのちの門番とも呼ばれ、自殺の恐れを示すサインに気付き、声を掛けたり話を聞いたりすることにより、必要な支援につなげて見守る人のことをいいます。講師を務めた学生の一人の同大3年末田紗彩さんは、リーフレットなどのデザインについて「コラージュをベースにし、布の温かみや手作り感、かわいい感じを出しました。『何だろう』と手に取りたくなるようなデザインを目指しました」と説明しました。今回の企画は、ゲートキーパーとして、困っている人の涙を拭うために、いつでもポケットティッシュを持ち運べるようにという意味が込められているそうです。
好みのワッペンを付けてティッシュケースを作る参加者たち

好みのワッペンを付けてティッシュケースを作る参加者たち

イベントの冒頭では、講師を務めた学生たちが、参加者全体に向けてゲートキーパーに関する説明を行いました。その後、参加者たちはおのおのティッシュケースづくりに取り組みました。作業はワッペン付けと布コラージュのどちらかを選択しました。
ワッペン付けの作業では、好みのワッペンやリボンを5つ選び、好きな色の無地のティッシュケースに貼り付けてデコレーションしていきました。最後にアイロンを掛けると完成です。リボンや花・恐竜などのワッペンで飾られたかわいらしいティッシュケースが次々と出来上がりました。
布コラージュでティッシュケースを作る参加者たち

布コラージュでティッシュケースを作る参加者たち

一方、布コラージュを選択した参加者たちは、まずケースの土台となる単色の布と、コラージュ用に組み合わされたいろいろな色柄の布のセットを選びました。そして、土台の布の上にコラージュ用の布を切り貼りしながら置いていきます。完成後のデザインを想像しながら、集中して作業する姿が見られました。最後に、講師の学生がミシンで縫い合わせると、ティッシュケースの完成です。選んだ布の色柄やコラージュの仕方によって、さまざまな雰囲気の作品が生まれました。
個性あふれるお気に入りのティッシュケースが完成すると、参加者たちは満足そうに顔をほころばせました。布コラージュを体験した市内在住の宮本千歳さん(小3)は「水色が好きで、おしゃれなのを作りました。布を切るのが難しかったけれど(完成して)うれしかった」と充実した時間を過ごした様子でした。(荒)

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