2024年1月18日 旧市川家住宅昔の暮らし展示「暖房~むかしのあったかグッズ~」

ID番号 N15578

更新日:2024年02月19日

寒さを乗り切る先人の知恵

1月13日から28日まで、昔使われていた冬の生活道具を展示する催しが旧市川家住宅で行われました。昭和初期に使用されていた火鉢や置きごたつなどの道具が古民家に並べられ、来場者らは先人の冬の暮らしの様子に思いをはせました。

置きごたつの展示

置きごたつの展示

火鉢などの展示

火鉢などの展示

旧市川家住宅のような古い建物は、ふすまなどを閉めきってもすきま風が入り、気密性が低いため、部屋全体を暖めることが困難でした。そこで、部屋を暖めるのではなく、暖房器具の近くで温まるために使われたのが火鉢や置きごたつなどの炭を利用する器具でした。置きごたつの木のやぐらの上には布団がかけられており、現代のこたつと同じように使用されていたことが分かります。展示されていたこれらの物は、昭和初期に旧市川家住宅で実際に使われていた物だそうです。昭和30年代以降に都市部から順に石油ストーブなどの暖房器具が普及しましたが、それより前は炭を使った暖房器具が主に利用されていたということです。
陶製や金属製の湯たんぽの展示

陶製や金属製の湯たんぽの展示

はんてんの展示

はんてんの展示

他にも昔使われていた陶製や金属製の湯たんぽ、はんてん、また当時発行された冬の暮らしに関する書籍が並んでいました。それぞれの展示物には解説文が添えられ、昔の冬の暮らしの様子について理解を深められる展示となっていました。

冬の暮らしに関する書籍の展示

冬の暮らしに関する書籍の展示

はんてん着用体験と思い出ボード

はんてん着用体験と思い出ボード

他にも、はんてんを着ることができる体験コーナーや、来場者たちが冬の思い出や当日感じたことを寄せ書きできる思い出ボードが設けられていました。
本展示の担当者は「実際の体験談に基づいて展示をしました。皆さんにも冬の暮らしを実感していただきたい」と話しました。(荒)

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