2023年11月25日 にっしんESD講座 「東部丘陵クリーン作戦」

ID番号 N15301

更新日:2023年12月05日

豊かな自然と触れ合いながらごみ拾いをしよう!

〈市民スタッフ 冨岡〉11月25日、「東部丘陵クリーン作戦」が実施され、参加者の皆さんは、丘陵周辺およそ3キロメートルの道のりを散策しながらごみ拾いを行いました。初冬の岩藤新池の湿地は、生成り色になったかわいらしいシラタマホシクサの草原が広がり、味わい尽くせない自然の魅力にあふれていました。

参加者がクリーン作戦を実施している様子の写真

どこか懐かしい東部丘陵の初冬の風景

岩藤町、藤島町、米野木町、三本木町にわたる東部丘陵は、天白川の水源であり、ふるさとの原風景が残された美しい地域です。身近に生き物と触れ合うことができる自然環境を将来にわたり守るため「東部丘陵クリーン作戦(東部丘陵を守る連絡会主催)」が実施されました。

参加者が沿道を歩きながらごみを拾う様子の写真

丘陵沿道のごみを拾う参加者の皆さん

ぽかぽかとした小春日和の中、総合運動公園を出発。参加者の皆さんはごみ袋とトングを手に、分別しながら丘陵沿道のごみ拾いをしました。たばこの吸い殻や空き缶、ペットボトル、プラスチック容器、スプレー缶など、不法投棄されたごみは多種多様です。

子どもの参加者が大きなごみを引っ張っている写真

不法投棄された大きなごみを子どもの参加者が回収

トングを使ってごみを拾う参加者の写真

名古屋商科大学SDGsサークルのメンバーも3人駆け付けました

袋に集めたごみをもう一度分別している写真

休憩地点で再度分別します

ごみ袋に入ったごみの写真

約1時間でたくさんのごみを拾いましたが、もっと多いときもあるそうです

折り返し地点の岩藤新池の湿地では、冬のシラタマホシクサの草原が目に飛び込み、市内とは思えないほど静かで自然に満ちた景色が一面に広がります。散策中に目にした木々や小さな生き物を鬼頭弘さん(東部丘陵を守る連絡会会員)が分かりやすく解説し、参加者の皆さんは熱心に耳を傾けました。

東部丘陵の開けた場所に参加者が進んでいく写真

東海地方にのみ生育する希少なシラタマホシクサの群生

花に触れる参加者たちの写真

鬼頭弘さんの説明でそっと花に触れる参加者の皆さん

シラタマホシクサの写真

コンペイトーのようにかわいい姿ですが絶滅危惧種という側面も

復路は農道のごみ拾いを行いました。丘陵を彩る風景を楽しみながら歩みを進め、およそ2時間のクリーン作戦を終えました。ご協力いただいた皆さん、きれいにしていただき本当にありがとうございました!

岩崎新池の写真

岩藤新池と雑木林の紅葉

木々の間を参加者たちが通っていく写真

木々を観察しながら気持ちよく歩きました

「紙ストローのごみには時代を感じました。紅葉がきれいで、この自然を守りたいと思いました」と、栄から訪れた参加者は話しました。また、初めて参加した名古屋商科大学SDGsサークル部長の伊藤さんは、「近くにこのような自然があるとは知らなかったので驚きました。いろいろなお話が聞けて楽しかったです。感謝しかありません」と、充実した時間を振り返りました。

タカノツメの写真

鮮やかな黄色に色付いたタカノツメ(冬芽の形が名前の由来)

「地元の自然を大事にしていってほしい」「豊かな自然を次世代につなげたい」と東部丘陵を守る連絡会会長の山崎文雄さんと会員の石黒悠子さんは話しました。2018年から続く「東部丘陵クリーン作戦」は、次回も実施予定です。

また、2024年2月24日(土曜日)には、総合運動公園から岩藤新池を巡る「みぢかな自然観察会(日進岩藤川自然観察会主催)」が行われる予定です。ぜひ、東部丘陵で楽しい時間をお過ごしください。

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