2023年8月2日 音楽のまち日進しえんコンサート
愛芸WOと日進の子どもたちによるスペシャルコンサート
市内在住・在学の小・中学生、高校生の子どもたちと愛知県立芸術大学の学生・教員による「音楽のまち日進しえんコンサート」が2日、市民会館大ホールで開催されました。本コンサートは、愛知県立芸術大学と日進市が子どもたちの音楽活動を支援する『音楽のまち日進しえんプロジェクト』の成果を市民の皆さんと共有する場となります。会場では、子どもたちと愛芸WO（愛知県立芸術大学ウインドオーケストラ）の合同演奏、愛芸WOの単独演奏が行われました。
真剣な表情で会場練習を行う子どもたち
当日は、開場前から子どもたちと愛芸WOの合同練習が行われ、本番に向けて皆、真剣なまなざしで指揮者や教員の指導を受けています。今回演奏する曲を学校でもたくさん練習した、という参加者の中学生2人は、それぞれ「課題曲の中で1人だけのパートなので、芸大生に負けないように頑張りたい」、「芸大生と演奏できることはめったにないので、この機会を大事にしたいです」と意気込みを語りました。
最後の練習が終わり、いよいよ開場、コンサートの開始です。会場はすでに満席となっており、約1,000人の観客がコンサートを鑑賞します。高い実力を誇る愛芸WOと、それに負けない意気込みの子どもたちとの迫力のある合同演奏が会場全体に響き渡ります。
愛知県立芸術大学ウインドオーケストラと子どもたち
愛芸WOと子どもたちの合同演奏では、「ポロネーズとアリア～吹奏楽のために～」、「名曲超特急！～ビギナーとプロによる～」が演奏されました。子どもたちは愛芸WOの各パートと息を合わせ、今までの練習の成果を披露します。プログラム「名曲超特急！～ビギナーとプロによる～」は、編曲者である杉浦邦弘さんによりこのコンサートのために書かれた新作です。初心者からプロフェッショナルまで、それぞれの技能で演奏できるように編曲されており、子どもたちも無理なく、愛芸WOと一緒に演奏をします。
ステージ上での合同演奏の様子
愛芸WOによる単独演奏では、実力派の愛知県立芸術大学の学生たちが、圧巻の演奏を披露します。『行進曲「煌めきの朝」』では、作曲者である牧野圭吾さんがステージ上に登場し、楽曲に込めた思いを語りました。その他にもクラシックや吹奏楽の名曲、誰もが知る有名映画の楽曲をコンサートセレクションとして編曲したものなど、さまざまな演奏で会場を楽しませました。
愛知県立芸術大学ウインドオーケストラの演奏
コンサートは全8曲が演奏され、愛芸WOによる、プログラム最後の曲『「ローマの松」よりアッピア街道の松』の演奏後は会場全体が大きな拍手に包まれました。1,000人を超える来場者の中、ステージ上で演奏をやり切った愛芸WOの皆さんは深くお辞儀をし、コンサートは終了しました。コンサート終了後、鑑賞を終えた来場者は、満足そうな表情で会場を後にしました。（黒）
プログラム最後の曲の演奏後
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更新日：2023年08月18日