2023年6月1日 交通指導員交通安全研修

ID番号 N14649

更新日:2023年06月14日

子どもたちの安全を守るために

市内の交通指導員を対象にした愛知警察署交通課による交通安全研修が1日、市役所で行われました。26人の参加者は、警察職員から交差点横断時の注意点や横断旗の使い方などを学び、これからの活動への心構えを新たにしました。

愛知警察署交通課署員の写真

愛知警察署交通課 清水警部補(左)と田下(たのしも)巡査長(右)

市内の交通指導員は現在31人が活動しています。子どもたちの登下校の時間に交差点に立ち、安全に通学できるよう見守りをしています。今回の研修は、月に1回開催されている交通指導員会議の中で気を付ける点や自転車の法改正について警察官に学びたいとの提案があり実施されました。
研修の初めに愛知警察署交通課警部補の清水さんは、日ごろの交通指導員の活動に感謝し、「私が子どもの頃、いつも同じ交差点に同じ人がいて見守ってくれていたことにとても安心感があった。これからも子どもたちの安全のためにご尽力いただきたい」と挨拶しました。

研修の様子の写真

信号機の模型などを利用して説明します

巡査長の田下さんは、「交差点に立ったとき何を見ますか」など問い掛けをしながら進めます。「青信号でも左右の確認、そして後ろも確認してください」と話します。横断中も「初めは右、途中からは左側に注意しながら渡りましょう」と渡り終わるまで周囲に気を配るよう呼びかけます。
歩行者用信号が点滅した場合の対応については、「点滅したら渡らない。渡っている途中で点滅になっても慌てて走らず、速やかに歩きましょう。走ると転倒の危険があります」と話しました。

ヘルメットをかぶる様子の写真

自転車ヘルメットの正しいかぶり方を実演

過去5年間で歩行者の死亡事故が6月に多い事、自転車事故が5月に次いで6月に多い事を挙げ、これからの梅雨の時期は歩行者、運転者とも見通しが悪くなるため特に注意をするよう促しました。
他に子どもの安全はもちろん、自分自身の安全にも気を付けるようにと「無理に車を止めようとしない」や「危ない運転をする車がいても声を掛けたりせず、警察に相談してください」と話しました。

研修の様子の写真

熱心にメモをとる参加者

参加者からは広い交差点でどのように安全を確保できるか、また7月から法改正が適用される電動キックボードに対してどう対応すればよいかなどの質問が寄せられました。警察官からは「その時々の状況によって対応が変わってくるため、状況に合わせて最善の対応をしてほしい」「電動キックボードは見た目での判断は難しいため、子どもたちや自身の安全を守るための行動してほしい」などと話しました。研修中は熱心にメモをとる姿がみられ、子どもたちの安全を守りたいという強い思いが感じられました。

歩行者自転車専用の標識を見せている写真

上部にある歩行者が優先

止まれの標識を見せている写真

歩行者も止まって安全確認を

相野山学区内で活動している岡崎さんは、「大変ためになりました。特に信号が点滅した時の対応がはっきり分かって良かった。指導の方向性がはっきりしました」と研修がとても有意義だったと語りました。「皆さんに感謝してもらえて、子どもたちには元気をもらっています。皆さんも交通指導員をやられるといいのに」とやりがいを口にしました。(ふ)

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