2023年5月30日 日進市・東郷町合同スクールロイヤー説明会

ID番号 N14631

更新日:2023年06月07日

スクールロイヤーとのキックオフを行いました

子どもの人権保護、成長と発達を支えることを目的とし、4月から日進市を含む4市町に設置されたスクールロイヤーについての説明会が、5月30日に図書館で日進市・東郷町の公立小中学校教頭を対象に開催されました。

スクールロイヤーと日進市・東郷町の各学校の教頭

スクールロイヤーと日進市・東郷町の各学校の教頭

スクールロイヤーは、日進市・東郷町と豊明市・みよし市の2グループに各2人、合計4人の弁護士が担当しています。今回は日進市と東郷町、2市町のスクールロイヤーを務める犬飼法律事務所の犬飼 敦雄(いぬかい あつお)弁護士と酒井法律事務所の犬飼 尚子(いぬかい ひさこ)弁護士がスクールロイヤーの役割の説明と事例の紹介を行いました。

日進市・東郷町を担当するスクールロイヤーの2人

日進市・東郷町を担当するスクールロイヤーの2人

説明会では、まず、スクールロイヤーの役割・スクールロイヤーと学校で目指すべき方向性について、解説がありました。スクールロイヤーは、「児童生徒の最善の利益を念頭に置き、子どもの人権保護、成長と発達を支えることが目的」であり、「あくまで子ども中心の対応を行う者で、学校の顧問弁護士でも保護者が利用できる法律相談所でもない」ということを強調しました。

 

スクールロイヤーは学校側に、教育および福祉の視点を取り入れた法的指導助言を行います。学校は積極的にスクールロイヤーを利用することで、教員のカンや知識だけに頼らない体制づくりを目指します。また、本地域専属のスクールロイヤーを設置することで、速やかな対応と学校事情への深く理解のある助言が期待でき、問題の火種が生まれそうな初期段階での解決に繋がります。

スクールロイヤーについての解説を聞く各学校の教頭

スクールロイヤーについての解説を聞く各学校の教頭

スクールロイヤーの役割についての解説後は過去の事例紹介や質疑応答などが行われ、スクールロイヤーの利用事例の共有や積極的な意見交換が進みました。

 

今後については、相談時の依頼書や報告書の手間を減らし、従来よりもスピード感のある、気軽に相談できる環境づくりの構築を進めていきます。

質疑応答の様子

質疑応答の様子

次々に各学校の教頭が質問や相談を行います

次々に各学校の教頭が質問や相談を行います

説明会終了後、参加者は「質疑応答の際に各学校の質問が多く挙がり、自分の学校だけでなく他の学校も関心があったのだと感じた」、「(スクールロイヤー活用の)具体例もあり、相談することへのハードルが下がった」などと説明会の感想を語りました。(黒)

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