2021年1月30日 シイタケ栽培体験

ID番号 N11358

更新日:2021年02月08日

里山の恵みに感謝

<市民スタッフ 三谷勇太>
前日に降った雪が残る北高上緑地で1月30日、「シイタケ栽培体験」が行われました。シイタケの原木栽培が体験できるこの催しは、大人も子どもも一緒に楽しめる人気の企画です。この日も抽選で選ばれた40人の参加者が、2班に分かれて原木となる木の伐採やシイタケ菌の植え付けなど、めったにできない貴重な体験を楽しんでいました。
北高上緑地内の作業ポイントまで山を登ります

北高上緑地内の作業ポイントまで山を登ります

西砂防広場の様子

西砂防広場の様子

「シイタケ栽培体験」は里山林の利用を体験する行事の一環として毎年行われています。会場となる北高上緑地にはシイタケ栽培に適したコナラの木が多く生えており、コナラの木の休眠期となるこの季節に、日進里山リーダー会の皆さんの指導の下、原木となるコナラの木の伐採から植菌と呼ばれるシイタケ菌を原木に植え付ける作業までを体験することができます。

コナラの木の伐採は危険が伴うため大人が作業に当たりますが、切り倒した木を管理しやすい長さに切り出す作業を子どもたちが一生懸命行う姿が印象的でした。

コナラの木の伐採準備を行う日進里山リーダー会会員

コナラの木の伐採準備を行う日進里山リーダー会会員

コナラの木の伐採を行う参加者

コナラの木の伐採を行う参加者

楽しそうに木を切る姿が印象的な子どもたち

楽しそうに木を切る姿が印象的な子どもたち

またあらかじめ用意された乾燥した原木に、電動ドリルやハンマーを使ってシイタケ菌を植え付けていきます。ドリルやハンマーの扱いに不慣れな子どもたちは、お父さんやお母さんと協力をして菌の植え付けを行っていました。

菌の植え付けを行った原木は参加者ごとに持ち帰ることができ、その後は各家庭でシイタケを育てることとなります。その原木から実際にシイタケが出るのは来年の秋ごろだという説明があり、取材中の私は「思っていたよりも長期戦だなぁ」と感じましたが、参加者は来年の秋に向けて家庭でのシイタケの育て方や原木の管理方法などを熱心に教わっていました。

親子で菌の植え付けを行う参加者

親子で菌の植え付けを行う参加者

家庭でのシイタケの育て方を説明する日進里山リーダー会会員

家庭でのシイタケの育て方を説明する日進里山リーダー会会員

この日家族で参加をした安田真菜さん(11)は「シイタケ菌の植え付け作業が楽しかった。(来年の秋にできるシイタケを)食べるのが楽しみ」と話していました。

里山での「シイタケ栽培体験」を通して、大人も子どもも改めて自然の恵みに感謝することができるのではないでしょうか。来年の秋には各家庭の食卓にたくさんのおいしいシイタケが並んでいることでしょう。

この記事に関するお問い合わせ先

情報広報課広報広聴係
電話番号:0561-73-3149  ファクス番号:0561-73-6845

ご意見・お問い合わせ専用フォーム