2021年1月19日 食生活改善推進員養成講座

ID番号 N11309

更新日:2021年01月22日

地域の食育を支えるために

食生活改善推進員(通称「食改さん」)を養成する講座が19日、保健センターで開催されました。16人の参加者が食育についての講義と調理実習(デモンストレーション)を受講して、今後「食改さん」として活動するための知識を学びました。
ノートを取りながら講義を聞く受講者たち

ノートを取りながら講義を聞く受講者たち

食生活改善推進員とは、食を通じて食生活改善に取り組むボランティアです。保育園での食育教室、大人・子ども向けの料理教室の開催、各種検診でのおやつや朝食のレシピ紹介など、さまざまな場面で活躍しています。「食改さん」になるには、本講座を受けて修了した後、日進市食生活改善推進員会に入会する必要があります。

本講座は隔年で開催されており、今年度は調理や栄養などの食育、体操などの身体活動・運動、地域の健康づくりのための知識など、全8回のカリキュラムから構成されています。

離乳食について説明する講師の伊藤さん

離乳食について説明する講師の伊藤さん

離乳食の進め方の目安を記した表

離乳食の進め方の目安を記した表

5回目の開催となったこの日は、乳幼児期・学童期の食育がテーマでした。離乳食については、具体的な進め方や、調理方法のアドバイス、市販のベビーフードの利用法などについて説明がありました。講師を務めた管理栄養士の伊藤日奈子さんは「マニュアルにとらわれて苦しんでいるお母さんも多いので、一緒に食卓を楽しむことを強調してほしい」と呼び掛けました。そして1歳半から5歳までを対象とした幼児食の話では、「自我の芽生えの時期なので好き嫌いもよくあることですが、決して無理して食べさせたり、食べる機会を奪ったりせず、子どもに寄り添うことが大切です」と話しました。また、近年増加しているといわれている食物アレルギーの知識や対処方法についての講義もありました。

ニンジンのゆで方についてのデモンストレーション

ニンジンのゆで方についてのデモンストレーション

後半の調理実習は、新型コロナウイルス感染症の影響により、例年通りの参加型ではなく、デモンストレーション形式で行われました。講師が、おかゆ、肉団子、おやきなどの離乳食を実際に作りながら、調理のポイントを伝えました。また、市販のベビーフードの紹介も行われ、今後「食改さん」として活動する上で役に立つ、実践的な情報が多く提供されました。(荒)

ペースト状と手づかみ食べ用のニンジンのサンプルを眺める受講者たち

ペースト状と手づかみ食べ用のニンジンのサンプルを眺める受講者たち

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