2020年11月10日 老人クラブでフレイルチェック(一体的な実施に係る事業)

ID番号 N11123

更新日:2020年12月04日

運動を習慣にして健康維持

市内の街路樹が赤や黄色に鮮やかに色づき、さわやかな秋晴れになった11月10日、梅ノ木集会所で健康教室とフレイルチェックが行われました。参加した梅ノ木いきいきクラブの皆さんに、保健師は「体の筋力の衰えを防ぎ、要介護にならないためには日頃の意識が重要です」と、運動方法や食事の取り方など具体例を挙げて話しました。

パンフレットを見て保健師の話を聞く参加者

パンフレットを見て保健師の話を聞く参加者

真剣な表情から関心の高さがうかがえます

真剣な表情から関心の高さがうかがえます

老人クラブでの健康教室では、保健師が各老人クラブを回り、健康を維持するためロコモ(ロコモティブシンドローム)やフレイル(心身の虚弱状態)予防の話や健康相談をしています。
ロコモとは、足腰が弱って、「立つ」「歩く」などの日常動作がうまくできなくなった状態のことをいいます。ロコモについて、保健師は「2週間運動をしない生活をすると、筋力の約4分の1が衰え、回復するまで6週間以上かかるという研究もあります。自分の祖父はリタイア後にテレビを見て過ごす時間が増えたら、筋力が衰えて転倒してしまった」など身近な例を挙げ、体が衰えるスピードを理解していないとけがをする危険があり、健康なうちからロコモを予防しておくことが大切と話しました。また、バランスの良い食事で栄養を取ることも筋力をつけるために必要で、そのために口腔の健康状態も大切とも話しました。
保健師は「フレイル予防のチェックは自分の体や心の健康状態が分かり、運動などの目標を立てることができるので、犬の散歩、孫と遊ぶ、グランドゴルフなどの趣味を楽しむなどの習慣をつくり、1日40分体を動かしましょう」と伝えました。新型コロナウイルス感染症の予防については、うがい、手洗い、部屋の換気、加湿器を置くなど、一人一人ができることを実行してほしいと話しました。
片足立ちで体の筋力とバランスをチェック

片足立ちで体の筋力とバランスをチェック

にっしん体操を行い、体のストレッチ

にっしん体操を行い、体のストレッチ

後半では高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施に係る事業として、パンフレットを使い「食習慣」「口腔の機能」「運動・転倒」「社会参加」など15項目からなるフレイルチェックをして、自分の弱っている項目を確認しました。保健師は、チェック項目が多い人は日頃から意識して、フレイルにならないように気を付けることが重要と話しました。最後に全員でにっしん体操を行い、参加者は一人ずつ血圧測定と日頃不安に思っている体の状態を保健師に相談しました。
参加者の70代女性は「新型コロナウイルス感染症の影響で3月からほっとカフェも休み、毎年行っている日帰り旅行も今年はなかった。皆さんと顔を合わせる機会も減り、体力も落ちてきていると思います。自分の体は自分で気を付けなくてはいけないですね」と話しました。この日の保健師の話は、自宅で行う健康維持のための良い参考になったようです。
一人ずつ血圧チェックや健康相談をうける参加者

一人ずつ血圧チェックや健康相談をうける参加者

この事業の一部は高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施に係る事業です。(保険年金課・健康課)
【問い合わせ先】
一体的な実施に係る事業について 保険年金課保健事業係
電話0561-73-3491 ファクス0561-72-4554
老人クラブ健康教室について 健康課成人保健係
電話0561-72-0770 ファクス0561-74-0244

この記事に関するお問い合わせ先

情報広報課広報広聴係
電話番号:0561-73-3149  ファクス番号:0561-73-6845

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