2020年9月3日 ライフプランとお金のはなし

ID番号 N10748

更新日:2020年09月17日

お金について、自分について、考えてみませんか

<市民スタッフ 大岡奈美子>
コロナ禍の緊張がまだまだ続く9月3日、にっしん子育て総合支援センターのワタシのコレカラを考える企画として、「ライフプランとお金のはなし」の講座が開かれました。気になるけれど、何から手を付けてよいのか分からない家計管理。名前を聞いたことはあるけれど、中身まではよく分からないお金に関わる制度。ファイナンシャルプランナーの分かりやすい説明に参加者たちはメモを取りながら熱心に聞き入っていました。

講師の話に真剣に耳を傾ける参加者

講師の話に真剣に耳を傾ける参加者

人生の3大資金(住宅・教育・老後)や保障についての考え方を分かりやすく解説し、家計管理の基本を押さえていくことで、お金について考えるきっかけをつくろうという今回の講座。「今を行き当たりばったりで暮らしていくのと、計画性をもって暮らしていくのでは、後々大きな差になっていきます」という冒頭の言葉にギクっとし、背筋もピンと伸びました。講師はご自身も3人のお子さんを育て上げ、今は「ばあば」としての立場から子育て世代を見守るファイナンシャルプランナーの小野田理恵子さん。小野田さんの分かりやすい話のおかげで、いつもは「難しいから」と遠ざけてしまうお金や制度の話も、引き込まれるように聞くことができました。

今回の対象は未就学児のいる家庭の子育て世代。住宅ローンの借り方のポイントや繰り上げ返済の方法の違い、教育資金はいつ・どれくらい貯めておくべきなのか、気になるけれどそこまで考えられない老後資金について今知っておくべきポイントなど、幅広いテーマについてポイントを絞って解説しました。託児スペースも用意されており、ゆっくりと話に集中することができた貴重な時間。いろいろな情報があふれ返っている今、発信源をよく見極めて、今の自分の状況に合う選択をしていくことの大切さを学びました。

質問から内容が深まっていきます

質問から内容が深まっていきます

講座では、同センターの「お母さんたちの交流の場を設けたい」との思いから、グループでの話し合いの時間も数回設けられました。お互いのことを話し合ったり、共感し合ったり、疑問からさらに内容を深めていく様子が見られました。「幼稚園無償化で浮いたお金をラッキーとしか考えてなく、そのお金を貯蓄に回そうなんて考えてもみなかった」との意見には多くの人がうなずき、目の前のことで精一杯の毎日の生活の中、少し先のことを考えるきっかけづくりとなりました。

待っている子どもたちも楽しく過ごしていました

待っている子どもたちも楽しく過ごしていました

講座や座談会などを通して、自分らしい生き方を考えていくという同センターの"myコレ"企画。年間スケジュールが組まれており、いろいろな企画が用意されています。「子育てをする期間は人生においてほんの短い期間。長い目で見て、自分の将来についても考えてみよう」という言葉にとてもわくわくしました。長期にわたるコロナ禍の中で過ごしている今だからこその新しい価値観で、自分や家族について考えるきっかけをつくってみませんか。

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